24/4/25(木)17:50
薬剤の代金を水増し請求し、小田原市からおよそ440万円をだまし取った罪に問われている、元市職員の男。初公判で男は起訴内容を認め、検察側は懲役3年を求刑しました。
起訴状などによりますと、小田原市の環境事業センター主査だった石黒直孝被告は、2019年2月頃からおよそ1年間、取引先の薬品販売会社の男性社員と共謀し、31回にわたり業務で使用する薬剤の代金を水増しした請求書などを小田原市に提出。
市が支払った金額のうち水増し分のおよそ440万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。
25日の初公判で石黒被告は、「不正と知りながらやってしまった。
金が貯まるのを見て趣味に使ってもばれないと思った」などと話し、起訴された内容を認めました。
検察側は「職務上の地位を悪用した計画的・常習的な犯行」などとして懲役3年を求刑。
一方、弁護側は執行猶予を求めました。
裁判は即日結審し、5月31日に判決が言い渡される予定です。
24/4/25(木)17:48
自動車や家電製品の性能を計測する機器の製造販売会社、小野測器が、本社を横浜市西区のみなとみらい地区に移転し、報道陣に公開しました。
創業1954年の小野測器は、ジェットエンジンの回転数を計測する機器を国内で初めて開発するなど電子計測機器の製造販売を手がける企業です。
小野測器は今月、新横浜からみなとみらいへ1億円余りかけて本社を移転したばかりで、フリーアドレスのワークエリアやWEB会議で外部に音漏れしないブースなどが公開されました。
小野測器 大越祐史社長「グローバル企業が進出していることと総合大学もかなり来ている官庁もけっこう近い。
多角的に考えてみなとみらいに本社を移すメリットは大きいだろうといろいろなところにつながりたいという思いでこちらを選んだ」きょうは、新製品の発表も行われました。
新製品は、ささやきや人の寝息などに近い10デシベル台の微小な音を測定できるのが特徴です。
新製品を使ったシステムで多角的に機器の動作音を測定できるため、どの部分からの音が大きいかを分析することで家電製品などの開発や騒音の改善が期待できるということです。
24/4/25(木)17:47
横浜市港北区にキャンパスがある専門学校が新たにスポーツ分野の学科を新設し、スポーツチームやメディアを対象にした内覧会が行われました。
藤坂奈央キャスター「新しいジムは新品の機材のにおいがします。こちらは生徒なら放課後誰でも使用できるということです」横浜DeNAベイスターズや横浜ビー・コルセアーズなど5つのスポーツチームのスポンサーを務める岩崎学園。
この春校名を変更したのが「岩崎学園横浜スポーツ&医療ウェルネス専門学校」です。
新たに開設されたスポーツ分野の3つの学科では、最新鋭の機材などが揃ったトレーニングジムを活用し、スポーツチームと連携しながらインストラクターやパーソナルトレーナーなどを育成します。
内覧会にはチーム関係者らが多く訪れ、特別ゲストとして岩崎学園がスポンサーを務めるアイスホッケーチーム「横浜GRITS」の選手や共同代表のアレックス・ラミレスさんが登場。
ラミレスさんは、プロ野球選手時代に活躍できたのはトレーナーたちのおかげでもあると振り返り、この学校からプロのトレーナーが輩出されることへの期待感を語りました。
横浜GRITS共同代表アレックス・ラミレスさん「プロになるということは簡単なことではない、そこにはプロセスがある。
プロセスには順番がある、省略できることはないし、できることはすべてしなければいけない。素晴らしいストレングスコーチとなり、次のレベルに達するにはそれが必要だ」
24/4/25(木)17:46
聴覚障害者によるバレーボール競技、デフバレーボール。6月の世界選手権に日本代表として出場する葉山町出身の中田美緒選手が町役場を訪問しました。
葉山町役場を訪れたのは、生まれつきの難聴でデフバレー日本代表の中田美緒選手、23歳。
デフバレーはバレーボールと同じルールで行われますが、音が聞こえないため身振り手振りやアイコンタクトでコミュニケーションを取るのが特長です。
セッターの中田選手は、高校2年生で出場した2017年のデフリンピックで金メダルを獲得。
去年大手建設会社に就職し、現在は競技と仕事を両立しています。
中田選手は、「仕事との両立は大変だが、優勝してデフスポーツの知名度を上げたい」と意気込みを語りました。
山梨町長は、「来年日本で開催されるデフリンピックは100周年。
葉山町も来年100周年なので町としてもデフスポーツを盛り上げたい」とエールを送りました。
中田美緒選手「沢山の方からの応援、関わっている方への感謝の気持ちを忘れずに、自分らしく笑顔で、世界一が取れるように頑張って行きたいと思います」中田選手が出場するデフバレーボール世界選手権は、6月21日から沖縄県で行われます。
24/4/25(木)17:44
3年前、職務上知り得た個人情報を暴力団幹部に漏えいしたとして、川崎警察署に勤務する警部補の男が、逮捕されました。
地方公務員法違反の疑いで25日逮捕されたのは、川崎警察署の刑事第二課に所属する警部補・高橋一大容疑者、49歳です。
県警によりますと、高橋容疑者は2021年5月、指定暴力団稲川会系の幹部永沼光夫容疑者から車両のナンバー照会を依頼され、所有者の個人情報を漏えいした疑いがもたれています。
永沼容疑者も、高橋容疑者に情報提供するようそそのかしたとして25日逮捕されています。
高橋容疑者は、当時、県警本部の暴力団対策課に所属していて、永沼容疑者とは「過去の捜査の過程で知り合った」などと話しているということです。
県警は高橋容疑者の認否について明らかにしていません。
県警の加藤秋人監察官室長は、「今後の捜査・調査結果を踏まえて、厳正に対処してまいります」とコメントしています。
24/4/25(木)13:19
25日県内で発生している特殊詐欺の情報です。
県警によりますと、これまでに横浜市金沢区釜利谷東、富岡西、横須賀市小矢部で現金やカードを要求する特殊詐欺の電話がかかってきています。
内容としては、区役所をかたって「医療費の還付金があります」や病院をかたって「息子さんが来院して支払いが発生しています」などです。
その電話は詐欺です。
すぐに電話を切り警察に連絡してください。
24/4/25(木)13:14
施設の老朽化のため新築工事をしていた津久井警察署の新庁舎が完成し、落成式が行われました。
4月25日の落成式には平田良徳副知事や相模原市の本村賢太郎市長など関係者90人が出席。
はじめに神奈川県警の直江利克本部長が「津久井警察署は新庁舎という新たな治安の拠点を得た。
組織一丸となって治安維持にまい進していく」とあいさつしました。
2年あまりかけて建設された3階建ての新庁舎は3月25日から運用が始まっていて、延べ床面積が約3000平方メートルと旧庁舎と比べて約1.6倍の広さになっています。
災害が起きた時の活動拠点として使うことができるよう、建物の耐震基準は建築基準法の水準の約1・5倍で、庁舎で使用する1日分の電力をまかなえる非常用発電機などの設備も備わっています。
津久井警察署佐藤 宏文署長「立派な新庁舎が誕生したので地域の安全・安心を更にしっかりと守っていきたい。
地域住民と手を取り合ってしっかりとした治安維持をまい進していきたい。」
24/4/25(木)09:59
神奈川県は脱炭素に取り組む県内の中小企業を対象にした認証制度の受け付けを、5月1日から始めると発表しました。
この認証制度は、2050年までの脱炭素化を宣言し、事業活動での温暖化対策の計画書を提出した県内の中小企業を「かながわ脱炭素チャレンジャー」と認めるものです。
これに認められた企業は、設備を導入するときの補助額が上乗せされたり、県が発注する公共工事などの競争入札に参加するときに加点されたりする報奨を受けることができます。
また、脱炭素に取り組む中小企業のために、計約23億4000万円分の支援パッケージを用意したことも明かしました。
4月23日の記者会見で黒岩知事は、「2050年脱炭素社会の実現に向けて多くの応募を待っている」と制度の活用を呼びかけました。