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tvkニュース[2025年2月21日(金)]

横浜市教委 新たに2件の「いじめ重大事態」公表 再発防止策も強化

25/2/21(金)19:04

横浜市教育委員会は、新たに2件の「いじめ重大事態」の調査結果を公表しました。これらを受けて、市教委は、再発防止策を強化します。

「いじめ重大事態」として新たに公表されたのは、2020年に起きた2件の事案で、当時小学生の女子児童が、同じスポーツクラブに所属する1学年上の児童から階段で突き落とされそうになるなどしました。 一方、当時中学の男子生徒は、複数の同級生から自身の所有物を傷つけられるなどの嫌がらせを受けました。 市教委は21日、この2件に対して、速やかな対応が組織としてできていなかったことや、障害がある生徒に対し、支援体制が不足していたことなどをあげました。 横浜市教育委員会人権教育・児童生徒課・松田肇課長「いじめが発生した時の初期の対応とか、そういったところでしっかりと事実を聞き取って確認をしてという対応が必要になるのですけれども、そういったところが不十分であったというところ。それから組織で共有して対応することに関しても、やや不十分であったといったところに関しては非常に大変重く受け止めています」市教委は再発防止策として、複数の教職員が見守る体制づくりを進め、スクールカウンセラーの拡充を行い、支援のあり方を強化します。 さらに、すべての教職員を対象に、特別な支援が必要な児童・生徒への理解を深める研修などを行います。 そのうえで、市教委は、いじめ問題に取り組む指針を示す「市いじめ防止基本方針」をことし4月に改定するとしていて、2月25日から改定案の市民意見募集を実施します。

海老名の市新年度予算案 一般会計が4年連続で過去最大

25/2/21(金)18:59

海老名市は一般会計が、4年連続で過去最大となる新年度予算案を発表しました。

海老名市の新年度予算案は、一般会計が593億円で前の年度に比べて84億円増加し4年連続で過去最大となっています。 海老名市・内野優市長「民間投資がある以上はこちらもある程度の覚悟をした投資をするというかたちで、普通建設費等も伸びているしあるいは保育園についても待機児童ゼロに向けた施策を展開していく」主な事業としては、社家で来年秋頃に開所を予定している障害者ケアセンターの建設費用に13億8000万円、市役所本庁舎の南側の敷地内に公設民営の保育所を整備することに1300万円を計上。 また、中新田丸田地区の道路整備などの土地区画整理事業や、海老名サービスエリア付近にある大谷・杉久保地区公園の整備推進にあわせて17億3000万円を充てています。 このほか、海老名駅西口の人口が増えることにより、教室数の不足が見込まれることから市立今泉小学校の校舎を増築することに4400万円を盛り込んでいて、2027年度の供用開始を目指しています。

妊娠中絶処置で通院の17歳の少女死亡 男性医師を書類送検 横浜市

25/2/21(金)18:56

10年前、横浜市戸塚区の産婦人科で、妊娠中絶のために通院していた少女が死亡した事故で、神奈川県警は当時の担当医師だった69歳の男性を書類送検しました。

業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、東京都に住む69歳の男性医師です。 県警によりますと、男性医師は2015年11月、横浜市戸塚区の産婦人科医院で、妊娠中絶のために通院していた17歳の少女が、破水したのを認識していたにもかかわらず入院させずに帰宅させ、感染症による多臓器不全で死亡させた疑いが持たれています。 当時、少女は「妊娠中期」にあたるおよそ20週目で、中絶の前に行う処置をうけていましたが、通院してから3日目の未明に自宅で破水。 その後、通院した際に破水したことを説明するも、男性医師は処置を続けたうえ、入院させなかったということです。 中期中絶は、感染症などのリスクを伴うということで、県警は、少女が破水して重篤化する可能性があったことを認識したうえで、入院させず帰宅させた男性医師の判断に過失があったとみています。 県警は男性医師の認否を明らかにしていません。

俳優・五大路子さんら  横浜大空襲の朗読劇を中学校で上演 終戦80年

25/2/21(金)15:15

ことしで終戦から80年です。俳優・五大路子さんらが横浜空襲をテーマにした朗読劇を市内の中学校で行いました。

市立六角橋中学校で上演された横浜大空襲の実話をもとにした朗読劇。 演じたのは、市内出身の俳優・五大路子さんが座長を務める「横浜夢座」のメンバーです。 劇団は、戦争を知らない子どもたちにその悲さんさを語り継ぐ活動をしていて、横浜大空襲の朗読劇を小中学校で行う活動は、ことしで10年目になります。 当時の光景を描いた「真昼の夕焼け」は、戦火を逃げ惑う少年と少女の恐怖や葛藤が表現されています。 声と効果音だけでつづられる惨劇に、290人の生徒たちは聞き入っていました。 「横浜夢座」座長五大路子さん「わたしたちがこの『真昼の夕焼け』横浜大空襲の実話を伝え続けて10年が経つ。わたしたちが忘れているこの街の歴史戦争があったことを丁寧に、語りで音で子どもたちの心にボールを投げ続けていきたい」

横浜市消防局 救急出動件数と搬送人員が過去最多に 2024年

25/2/21(金)13:06

横浜市消防局は、去年1年間の救急出動件数と搬送された人数が、いずれも過去最多になったと発表しました。

市消防局によりますと、去年1年間の救急出動件数は25万6481件で、前の年と比べて1845件の増え、搬送された人数は2501人増加の20万7472人で、いずれも統計を取り始めてから過去最多となりました。 事故の種別でみると、「急病」が前年に比べて減ってはいるものの、転倒や熱中症などの「一般負傷」が4万6939件と増えました。 「一般負傷」のうちおよそ7割が、65歳以上の高齢者が占めているということです。 市消防局は、「高齢社会に伴い、救急出動は今後も増えることが予想される。 ケガをしないためにも、日頃から部屋の整理や、運動などの健康増進を心がけてほしい」と呼びかけています。

高齢男性から700万円詐取 元巡査長に執行猶予付き有罪判決 横浜地裁

25/2/21(金)13:05

去年5月、横須賀市で、高齢男性から700万円をだまし取ったなどの罪に問われていた神奈川県警の元巡査長の男の裁判で、横浜地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、県警の元巡査長の澤田義弘被告は去年5月、偽造した委任状などを郵便局に提出し、業務を通じて知り合った70代の男性の口座から現金700万円を不正に引き出したとして詐欺などの罪に問われていました。 21日の裁判で、横浜地裁の菅野裕希裁判長は、「信頼を得ていた立場を悪用した悪質な犯行」と指摘。 そのうえで、「ギャンブル依存症で借金がふくらんでいたのにもかかわらず、当時の妻にも言い出せずに、結婚の諸費用などを節約することもなく犯行に及んだことは、身勝手というほかない」と非難しました。 一方、全額の被害弁償をして示談を成立させていることやギャンブル依存症の治療を開始していることなどから、「今回に限り、更生する機会を与えるのが相当」として、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。