25/12/22(月)22:31
海外で救出が困難な大規模災害が発生した際、現地へ向かう海上保安庁の救助チームは、緊急時の要請にも対応できるように訓練を実施しました。毎年行われているこの訓練は地震によって倒壊した建物に取り残された人たちを救助することを想定し、海上保安庁の特殊救難隊などおよそ30人が参加しました。
訓練では新人隊員が指導担当の隊員と一緒に専用の工具を使用しながら、災害現場で救助の妨げになるコンクリートの切断方法を確認しました。
生存者を一刻も早く救出するために参加者全員が緊張感を持ちながら訓練に取り組んでいました。
海上保安庁 羽田特殊救難基地 野田健斗隊長「実際に訓練を行うことで、海外で大地震の災害が発生した際に、救助チームの一員として一人でも多くの人命を救助できるように日々訓練を行って研さんを積んでいきたい」
25/12/22(月)22:28
在日アメリカ海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地周辺の騒音について防衛省南関東防衛局が調査結果を公表し、防音工事の助成対象を縮小すると発表しました。
南関東防衛局によりますとこれまで対象になっていたのは、航空機の騒音の「うるささ指数」が75以上85未満の区域で県内の大和、相模原、座間、海老名、綾瀬、藤沢、茅ヶ崎、それに東京都の町田の8つの市にまたがる1万500ヘクタールです。
南関東防衛局はアメリカ海軍空母艦載機部隊が岩国基地へ移駐したことなどに伴い厚木基地周辺の騒音について2022年から去年まで調査してきました。
今回の調査ではより精度の高い「Lden」に指標を変更し、これまでの「うるささ指数」75以上に当たる「Lden」62デシベル以上の地域を算出。
調査結果では62デシベル以上の範囲が大和と綾瀬、藤沢だけになり住宅の防音工事の対象となるエリアは現在の1万500ヘクタール26万6000世帯から700ヘクタール4万7000世帯におよそ15分の1に縮小されるとしています。
南関東防衛局は今後、関係自治体への説明と1年半の経過措置を経て再来年秋頃に調査に基づいた新たな住宅防音工事の対象区域を指定するとしています。
25/12/22(月)18:40
年末まで残りわずか。小田原市内のかまぼこ製造工場では限定商品の「板かまぼこ」の製造が行われています。
ことし創業160周年を迎えた鈴廣かまぼこでは、小田原市の特産品「板かまぼこ」を今も職人の手作業で作り続けています。
21日から製造が始まったのは、年末に300個限定で販売される高級かまぼこの「一(はじめ)」。
1989年に生まれ毎年人気を集めるこのかまぼこは、販売開始から約2時間で完売しました。
「一」には、原材料の「シログチ」のなかでも良質な部位が使用され、さらに通常の商品では使われることのない「クロムツ」を混ぜることで、なめらかな食感に仕上がるということです。
製造を担うのは、最高難易度の国家資格をもつ10人の職人たち。
板の上にすり身を少しずつ重ね合わせ、一本一本を丁寧に仕上げていました。
鈴廣かまぼこ伝統製造課熊英治課長「原料から全て最高級なものを使用している。
プリっとしたかまぼこ独特の弾力がとても良い食感と味。
特別なかまぼこなので、正月に家族と一緒においしい厚さ12ミリに切ってもらって何もつけずに素材の味を味わってもらいたい」
25/12/22(月)18:30
去年8月に厚木市内の貴金属店で起きた強盗傷害事件。その「実行役」の男の裁判員裁判で、横浜地裁小田原支部は男に懲役8年の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、住居不定で無職の轟祐二被告(26)は去年8月、厚木市内の貴金属店に仲間と押し入り、時計など130点8500万円相当を奪ったうえ、取り押さえようとした男性にケガをさせたとして強盗傷害などの罪のほか、別の事件での詐欺や強盗予備などの罪に問われていました。
22日の裁判で寺本真依子裁判長は、轟被告が犯罪に関わるきっかけとなった闇バイトについて「違法性を明確に認識したのに、その後も特殊詐欺、窃盗の犯行を重ね、さらなる報酬欲しさに闇バイトへの応募を続けた」と指摘。
そのうえで、量刑の中心となった厚木市内での強盗傷害事件については「狙いを定めた高額な商品を手際よく多数奪ったもので、大胆で悪質」などとして、懲役8年(求刑:懲役12年)を言い渡しました。
25/12/22(月)18:28
米海軍横須賀基地所属の兵士による交通事故が横須賀市内で相次いだことをうけ、市は国やアメリカ軍と軍関係者の運転教育などについて会議を行いました。
去年9月以降、横須賀市内では、米兵が関わる死亡交通事故などが3件相次いでいて、市はことし5月から軍関係者の運転教育などについて、国や米軍、神奈川県警と話し合いを続けてきました。
22日午前に行われた会議には、市と南関東防衛局、米海軍横須賀基地司令部の担当者が参加。
市によりますと、会議の中で米海軍側から、兵士らに対して交通安全に関する教育プログラムを実施していることなどが説明されたということです。
一方で、具体的な内容については政策上の理由で明らかにされていません。
これに対し市側は、「米軍が交通安全を重視していることは理解した」と述べたうえで、「現場の実情に即した実効性の高い対策が必要」と訴えました。
横須賀市中野愛一郎市長特命参与「いま横須賀基地の中でやっている内容は理解した。
そこは開示してもらった。
その上で、これからもっとこういうものが必要だとか、そういうものがあれば今後も協議を続けていく」
25/12/22(月)12:42
きょう12月22日は一年で最も昼の時間が短い冬至です。横浜市にある温浴施設では湯船いっぱいに浮かべられたゆずが、その香りで訪れた人たちを楽しませています。
お湯が見えなくなるほどに浮かんだ、ゆず。
そのさわやかな香りがすみずみまで漂っています。
毎年、冬至の日に合わせて利用客に呼びかけ、ゆずの提供をお願いしているこの施設では、ゆず2キロで入浴招待券一枚と交換しています。
集まったゆずは4日間でおよそ4万2000個、重さにして2.5トンにものぼるということです。
冬至にゆず湯につかると風邪をひかなくなるという言い伝えもあり、訪れた人たちは身も心も温まっているようでした。
利用客「温度もちょうどよく、香りがすごくて癒される」「温かいし香りもすごくていい感じ。来年はことしよりも成長した一年にしたい」この施設では、23日までゆず湯が提供されます。
25/12/22(月)10:08
21日夕方、相模原市緑区の住宅でこの家に住む夫婦が意識不明の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。神奈川県警が死因などを調べる方針です。
神奈川県警によりますと21日午後4時半頃、相模原市緑区の住宅で「自宅で母親が首を吊り、父親が倒れている」と同居する50代の長男から119番通報がありました。
長男は外出先から帰宅したところ、布団に横たわっている状態の90歳の父親と、帯のようなものをタンスの引き出しの取っ手にくくりつけて首を吊っている状態の85歳の母親の2人をそれぞれ見つけたということです。
2人は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
夫婦は、通報した長男と3人暮らしで、遺体に目立った外傷はなく室内も荒らされた形跡はなかったということです。
県警は司法解剖をして死因などを調べる方針です。