暴力団の末端団員イ・ドゥヨンは、組織からボスの暗殺を命じられる。
ドゥヨンは虫も殺せぬ小心者。だが命令には逆らえず、おひえながらボスの別荘に向かう。しかしドゥヨンが到着したときすでにボスは殺害されていた。
ちょうど踏み込んできた警察に捕まったドゥヨンは隙を見て逃げ出し、殺人の濡れ衣を着たまま警察と組織の両方から追われる立場になる。
窃盗で捕まったチンピラ、チュンからドゥヨンの事を聞いたノ・チョルギ刑事はドゥヨンにかかっている容疑が誤認かもしれないと考え始める。
チョルギは素性を隠し、チュンを伴ってドゥヨンの母親に会いに行く。
一方、自分につきまとう謎の女ユニがナイフを巧みに使う姿を見たドゥヨンは、彼女の正体が気になって仕方ない。2人は海辺の町へ向かうが・・・。
ユニはドゥシクが差し向けたドゥヨンの監視役だった。
ドゥシクに会ったユニは「ドゥヨンが苦しんでいます」と告げるが、娘イェリムへの愛情から、監視役を辞めると言えない。一方、ドゥヨンに会ったチョルギは彼が犯人ではないとの確信をさらに深める。
チョルギは携帯電話をドゥヨンに渡し、「ユニにはこのことを内緒にするように」と伝える。
ドゥヨンに銃を向けたユニ。その理由を尋ねるドゥヨンに、ユニは「組が犯した罪をすべてあなたに着せ、目的を果たした瞬間あなたを殺すよう指示されている」と告白する。
そこへドゥシクからの合図が・・・。
チョルギの耳にも無常にも一発の銃声が鳴り響く。
ドゥヨンの死亡で捜査も終止符が打たれようとしていた。
だが事件はそれで終わりではなかった・・・!