かながわ旬菜ナビ

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放送 毎週日曜日 あさ 9:00〜9:30/再放送 毎週月曜日 あさ 10:00〜10:30

2025/2/9:美味しいダイコンが届くまで。

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今が旬!
三浦半島の「ダイコン」を徹底リサーチしました。

◆全国有数のダイコンの産地 ~三浦半島~
三浦半島の集出荷所で、生産者グループの皆さんとお会いしました。
およそ30年前に結成された「カルラディ」。
自分たちの作ったダイコンの市場価値を高めようと、志を同じくするメンバーで構成
された共販出荷グループです。

メンバーそれぞれが自分の畑で、ダイコンの栽培、洗浄、箱詰めなどを行ったのち
集出荷所に持ち寄り、農協が手配した大型トラックで市場へ運ばれていきます。
現在では初期メンバーの息子さんたちも参加し「カルラディ」のブランドを守り続けて
います。

市場で有利に販売するためには、品質はもちろんのこと「量」も大切。
同一規格のダイコンを作る必要があります。
そのため、情報共有や目合わせなど、品質の足並みを揃えることが重要。
グループでの出荷は「連帯責任」。
一人一人が大きな責任のもと、ダイコン栽培に取り組んでいる様子がうかがえました。

◆いざ、ダイコン畑へ~
カルラディのメンバーの一人、大井農園の畑にお邪魔しました。
こちらでは一人1日1,000本のダイコンを収穫しているんだそうです。
一面に広がるダイコン畑で指導を受けながら、しっかりと収穫させて頂きました。
こだわりは有機成分を入れて柔らかくした「土」。
肥沃で柔らかい土で作ったダイコンは美味しくまっすぐ育ちます。
繊細な品種だというとれたてのダイコンは果物のような甘さでした。

◆出荷調整作業も体験
収穫したダイコンは自宅脇の作業場に運搬します。
「洗浄」と「重量測定」が一度にできる大型機械での作業を体験。
丁寧に、かつ迅速に作業することの難しさ、そして水の冷たさ。
繁忙期のダイコン農家さんの大変さを実感しました。
さらに高圧洗浄機で細かい汚れを落とし、サイズ別に箱詰めしたら出荷準備は完了です。

大井さんにとってパワーの源はズバリ「家族」。
愛する奥様、働き者のお母さん・・・
そしてグループ「カルラディ」の初代会長を務めたお父さんについては
『相手の立場に立って物事を考えることができる"尊敬できる存在"』だと話します。
「超えられないにしても、いつか同じくらいのところまで行きたいーーー」。
一緒に農業する家族への感謝、尊敬、想いが、一途なダイコン作りにつながっている
ようでした。

◆三浦半島のダイコンを追いかけて
大型トラックの行き先は東京都が管理する中央卸売市場「大田市場」。
三浦半島のダイコンを追いかけて、日本最大の青果市場へ向かいました。

今回は「カルラディ」のダイコンを取引しているという東京青果(株)にご協力
頂き、特別な許可を得て見学させていただくことに。

東京青果(株)の創立は1947年。
大田市場内に3つある青果卸会社の一つで、取扱高は日本一。
80年近くにわたり産地と購入者の橋渡し役として、消費者の食を支えてきました。

市場の規模や日本全国から集まってきた野菜の種類&量に圧倒されるりゅうちゃん。
実際に野菜の価格を決める「競り」の様子も見せて頂きました。

ご案内いただいた鈴木さんは野菜担当者歴30年以上の大ベテラン。
メンバーがダイコンを売り込みに来た当時から、カルラディを見てきました。

そして東京青果には野菜ごとに担当者がいるんだそう。
現在のダイコン担当者、遠藤さんはカルラディのダイコンの特徴を
「品質の高さと同一規格品の出荷量の多さ」と話します。
長年積み上げてきたカルラディをはじめとする三浦半島産野菜の信用が、市場での評価
につながっていると教えてくれました。
毎シーズン初めや目合わせ時期などには現地を訪問し、生産者との直接話をするんだ
そう。
生産者と市場担当者と農協。
3者が一体となって三浦のダイコンの品質や流通を守り支えていました。

東京青果の企業理念は「市場流通の活性化を通じて広く社会に貢献する」。
安全、安心な青果物を円滑、かつ安定的に供給する組織として生産者と消費者の架け橋
になっていました。

◇東京青果(株)
 HP:https://www.tokyo-seika.co.jp

◆市場で購入されたダイコンの行方
生産者から預かった「ダイコン」は、相対取引や競りを通じて、東京青果(株)の取引先
に販売されます。
取引先の一つにお話を伺うことができました。
カルラディのダイコンを購入している青果会社にお話を伺いました。

(株)澤光青果は大田市場内に事務所を構えている青果会社。
いわゆる街の八百屋さんです。
同社では自社スタッフが市場内で毎日直接仕入れを行なっています。
店舗での勤務、店長経験を経て仕入れ担当になった渡辺さんは、鮮度の良い品を新鮮な
うちに店頭で販売することにこだわり、仕入れを行なっていると話します。
消費者と直接やり取りをする店舗での経験と確かな目利きが、消費者の信頼へと
つながっている様子を知ることができました。
そんな渡辺さんの目から見た「カルラディのダイコン」はもちろん高評価。
実際に本日仕入れたダイコンが搬送された店舗を教えていただき、追いかけることに。

◆青果店の店頭では・・・
さまざまな品種の新鮮な青果が並ぶ店頭。
多くのお客さんが品質を確認しながらお買い物をしています。
カルラディのダイコンが入っている段ボールを発見!
三浦半島のダイコンはブランドの知名度と安心感があり、人気商品なのだそう。

一番近い場所で消費者を見てきた店長の渡邊さん。
野菜価格の高騰が消費者に落としている影を感じています。
そんななか「高い値段に見合った価値のあるものであれば納得していただけている」
と話します。

「生産者は大変な思いで野菜を作ってくれている。
無駄なく新鮮なうちに野菜を販売していきたい」と話します。
生産者にも寄り添っている想いが印象的でした。

◇(株)澤光青果
 HP:http://sawamitsuseika.com/

◆ダイコン料理に舌鼓!
ダイコン農家さんによるダイコンがメインのお料理をご用意いただきました。
生とは違った美味しさにハマること間違いなし!
作ってみたい!食べてみたい!と思うダイコン料理に出会いました。
番組ではご紹介できませんでしたが、大井家ではダイコンおろしの際、
出てくる絞り汁を、味が濃くなりすぎた料理の伸ばし液として活用していました。
ダイコンを余すところなく使う。
ダイコン農家ならではの知恵ですね。

大井さんのダイコンの味を知りたい方はコチラ↓

◇大井農園 直売所(チャラ夫の直売所)
 住所:三浦市初声町和田2595
 Instagram:@shinichiro.ohi_farm

◆「旬菜処 ちゃーはん農園」#5お母さんのダイコン料理
「うらののうえん」の園主・政江さんに、先日一緒に収穫したダイコンを使ったお料理
を振舞って頂きました!
どれもお母さんの優しさがぎゅっと詰まった美味しさでした♡

◇JAセレサ川崎
 HP:https://www.jaceresa.or.jp/"

◆生産者、市場、青果会社、消費者
三浦半島のダイコンが日本最大の市場に運ばれ、全国へと流通していく様子をしっかり
リサーチしたりゅうちゃん。
改めてお話を伺いました。

・生産者のダイコン作りへの想い・・・

切磋琢磨、情報の共有、品質の維持。
グループの歴史と、メンバーが積み重ねてきた信用。
それらがもたらす市場評価とやりがい。

・市場にある青果卸会社の販売担当としての想い・・・

野菜があっての青果市場。
産地の方に喜んでもらえるように販売し、購入者も満足のいく品をお渡しする。

・八百屋さんの想い・・・

新鮮な野菜を消費者に届ける使命。
生産者の想いを消費者に届ける仕事。
そして消費者に一番近い「生産者の想いを伝えられる存在」。

今年も 美味しいダイコンが できました。。。

◇三浦市農協
 HP:https://ja-miurashi.or.jp/

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企画:三浦市農協
協力:東京青果(株)(株)澤光青果
JAセレサ川崎

次回は2/16放送「ニワトリがくれた贈り物」(再放送 2/17(月))

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