2023/11/26:
そして未来へ~かながわ農業アカデミー80周年~
海老名にある神奈川県立の農家養成機関「かながわ農業アカデミー」が創立80周年
を迎えました。
その沿革は...
昭和18年11月 「神奈川県立修練農場」
昭和25年 4月 「神奈川県農業経営伝習農場」
昭和46年 4月 「神奈川県立農業大学校」
平成 8年 4月 「神奈川県立かながわ農業アカデミー」
名称を変えながらも同じ場所でひたすらに農業後継者を育成し続けてきた同校。
歴史をリサーチするため、時代の違う3人の卒業生を手分けして訪ねることにしました。
旬菜ナビゲーターが訪ねたのは「かながわ農業アカデミー」の卒業生、就農5年目の
笹尾美香さん。
現在は同校で講師も務める笹尾さんは「学ぼうと望めば何でも学べる場所だった」と
教えてくれました。
そして卒業生として最も感じているメリットは"信用の裏付け"になるということ。
農業の基本を知っているんだな、と理解してもらえることが農家としての信頼に
繋がっていると話します。
旬菜イーター・ちゃーはんは「農業大学校」時代の卒業生、武井哲也さんが経営する
海老名の「武井いちご園」を訪ねました。
イチゴ栽培の様子を初めて見たちゃーはん。
残念ながら時期が早く、イチゴを食べることはできませんでしたが、結実する前の
丁寧な仕事が、おいしいイチゴ作りに欠かせないのだと実感しました。
武井さんは学生時代の農家実習を、学校では学べない貴重な「本場の経験」と語り、
現在アカデミーの学生を研修生として受け入れている理由を明かしてくれました。
イチゴのつぶつぶが「タネ」ではなく「実」だと聞いたちゃーはん。
詳しく知るために室井校長から『農の手ほどキ』を受けました。
学問的に考えると木に成るものが果物。
イチゴは茎からできるため野菜なのですが、実際は果物のように食べられていること
から「果実的野菜」と呼ばれています。
二人の農の学びはまた一つ深まりました。
そして旬菜キャッチャー・りゅうちゃんが訪ねたのは「農業経営伝習農場」時代に
学んだ88歳の赤井光夫さん。
海老名にある「赤井農場」では、家族で主に米作りと酪農を営んでいます。
赤井さんが学んでいたのは70年前。
戦後間もなかった昭和26年でした。
8人の同級生と共に寮生活を送りながら2年間、農業経営を行う上で必要な知識や技術の
習得に勤しみました。
農家に生まれ、戦後の食糧難を目の当たりにした赤井さんにとって、食糧生産を担う
農業を学ぶことは自然な流れでした。
戦中、戦後の日本人の食は、赤井さんのような農家さんに支えられてきたんです。
現在も安全・安心な食の生産者として活躍する3人は、今後のかながわ農業を支える
であろう後輩たちへの想いを寄せてくれました。
◇かながわ農業アカデミー
住所:海老名市杉久保北5-1-1
TEL:046-238-5274
HP:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/k5g/academy-top/index.html
◇JA湘南 農産物直売所 あさつゆ広場(笹尾さんの野菜の出荷先)
住所:平塚市寺田縄424-1
TEL:0463-59-8304
HP:『あさつゆ広場』検索
◇Farm330(ふぁーむささお)
Instagram:『Farm330』検索
◇武井いちご園
住所:海老名市本郷5130
HP:『武井いちご園』検索
企画:JAグループ神奈川
協力:JAさがみ
JA湘南
JAはだの
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