デジタル3ch テレビ神奈川

『ENGINE FOR THE LIFE AWARD 2012』 受賞のコメント

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“今の時代に、 良くこのスポーツカーを低価格でまとめあげてくれた、共同開発が大変困難な開発であったであろう等 “、 感激の応援メッセージを頂きました。
ご存知の通り、 トヨタ自動車さんとの象徴の共同開発であったこと、 両社の車両開発の歴史を理解しつつも一台のクルマ、 それもスポーツカーをまとめる大変さ、 数回にわかる為替の影響他、 数々の開発に関わる障壁がありました。
今の時代だからこそ、 “手ごろ感のある敷居の低いスポーツカーを作り上げたい、 心に響く商品をと想いながら、 このスバルBRZ(トヨタ86)は、完成まで漕ぎ着けられたエンジア魂の底力を見せた商品化でもあると言えます。
クルマの成り立ちは、 殆ど90超%以上が新規となり、 性能と仕様と原価のバランス点を探りながら開発となり、 その都度、 目指す商品のありたい姿を描き、 こうあるべき、 時には、通勤快速的な楽しみなどなど、 話し合いながら開発メンバと気持ちを一つにしながらまとめて参りました。
この辺も視聴者の皆さんにご理解頂いているものと想定でき大変うれしく思います。

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コンセプトは、 “ハンドリング、 ディライト" 日常で使用される中でドライブする楽しみを感じてもらいたいです。 こんなに素直なクルマがあるんだ、 そういう素性の良さを、 極めてシンプルでスマートにまとめた商品です。スバル水平対向エンジンの資質、コンパクトで低重心、低振動を活かし、リッター100PSをしっかり発生させる。 直噴D4-S を水平対向エンジンで技術移転し仕上げたというととです。 一人でも多くの方に試乗頂いて、 クルマそのもののシンプルさも味わって頂きたい。 そういう中で、 安心や安全なドライブを考えて頂けたらと描いた夢も膨らみます。
ややもすると、 最近の車はコモディティ化しつつあるなど、 見られる一面もありますが、 スバルB R Z (トヨタ86) のような提案商品をまとめあげることができたこと、 開発に携われたこと、 一人のエンジニアとして何よりです。 最近になり街中で目にする機会が増えてきました。 その走り過ぎる姿、 ドライブしている方を目で追いかけていますが、 技術者冥利に尽きる感激を覚えております。

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未だ、 納車をお待ち頂いている方がいらっしゃいますが、徐々に改善の対応を進めております。
皆様から頂いた選定メッセージ、コメントは、開発陣一同にしっかり伝え、しっかり受け止めさせて頂き、これから続く開発エネルギーとさせて頂きます。
改めて、開発を代表した一人として、お礼を申し上げます。

富士重工業株式会社
執行役員
スバル商品企画本部長
兼 上級プロジェクトゼネラルマネージャー
増田 年男

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