候補者に聞く
田中康夫 氏
(65)新・無所属
作家
元長野県知事
ご自身の人物像について伺います
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市長を志したきっかけは?
6年前からFM横浜で音楽番組DJを務め、スタッフや知人と話す中で中学校給食を始めとする横浜の光と影を痛感したのが切っ掛け。
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横浜へのゆかりや思い出を教えてください
大学時代は見栄を張ってホテルニューグランドでデート。
石油会社の新人研修で谷戸橋交差点にあったスタンドで給油・洗車を経験。 -
横浜のおすすめスポットはどこですか?
鶴見区馬場の「ねぎ坊主」と呼ばれる鶴見配水池の給水塔。
泉区上飯田の県営いちょう団地に定住の方々が営むベトナム料理店。 -
趣味や特技を教えてください
車の運転。道を覚えること。
トイプードルのロッタとの散歩。 -
「知られていない私の意外な一面」は?
包み隠し事のない、裏表のない生き方をしてきたのは言論活動でも明らか。
改めてお話しすべき「意外な一面」が思い浮かばず。 -
自身の最大のアピールポイントは?
こう見えてシャイなので、自分で自分のアピールポイントを語るほどではない。
強いて言えば、常に前向き。
人を恨まない。 -
どんな市長になりたいですか?
「康夫、あなたは人から仕えられる身分でなく、人々に仕える立場であるのを忘れぬように」。
長野県知事当選時の母親の言葉。
今回の選挙戦について伺います
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今回の選挙は○○だ!
市内18区で「真っ当に働き・学び・暮らす」有権者313万人が、日本全体の閉塞感を横浜から打ち破る歴史的選挙戦。
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「今回の選挙は○○だ」その意味・理由は?
政治も経済も社会も、このままのニッポンで果たして大丈夫かと、野党支持者だけでなく与党支持者も、そしてウルトラ無党派層も等しく、危機感を抱いている。
既存の政党・組合・団体等は、その焦燥感を勇気と希望へと変える方策を持ち合わせていない。
その絶望的状況に対する一人ひとりの有権者が静かに異議申立をする日本全国に波及する選挙戦が、今回の横浜市長選挙だ。
具体的な政策について伺います
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新型コロナウイルス対策について
早期発見・早期治療こそ世界に誇る国民皆保険制度の日本なのに、政府も横浜市も後手後手やってる感だ。
早期検査・早期対応を行うと共に、アクリル板を完備した飲食店の営業時間を延長。
カップルも家族連れも静かに飲料を含む食事を楽しむ「孤独のグルメ方式」ヨコハマ版を導入。
理不尽な飲食店イジメの行政を刷新。 -
横浜市内へのIR誘致についての是非は?
反対
IRというカジノ計画は、宿泊も食事も全て建物・敷地内で独り占めする令和の「囲い込み運動」。
国内外の巨大資本に利益が吸い上げられる構図で、中華街や元町への経済的還元は見込めない。
山手町の文教地区に隣接するカジノ計画は、横浜の文化を破壊する。 -
当選後のIRへの対応について
政府への申請は秋以降と現市長も会見で言明している。
民意に基づき粛々と対応。IR=カジノ申請を行わない。 -
財政・経済政策について
47都道府県で唯一借金を連続6年間で923億円減少させ、実質経済成長率5%を達成した長野知事時代の実績を踏まえ財政再建。
創意工夫に富むモノ作りの中小企業、地域密着型の造園・土木建設を支援。
確かな雇用を創出。 -
福祉・教育分野について
今春からの「中学校給食(デリバリー型)」も名称を変えた「ハマ弁B」に他ならない。速やかに完全給食を実施する。
横浜市内3400戸以上もの意欲に溢れる農家の協力を得て、長野県知事時代に全市町村で実施した「地域食材の日」も導入する。
知事時代に商店街や集落の空き屋を改修して350箇所、一つ屋根の下でデイサービスと託児を行う、世代分断型でなく地域分散型の「宅幼老所」を開設した。
横浜でも導入する。