3月14日:山北町
1年間かけて神奈川県内全市町村をくまなく巡る
超・地元密着番組『あっぱれ!KANAGAWA大行進』。
当日撮影した内容をその日に放送する、
鮮度抜群の「撮って出し」でお送りします。
今回は、県の最西部に位置し町の9割を森林が
占めるという「山北町」からお送りしました。
「あっぱれの時間です!」・・・あいにくの雨ですよ~。
この日は「ホワイトデー」当日ということで、赤間アナから
この日にしておいた方が良いこと(笑)をデビさんに伺うと、
すぐさまポケットからグミを取り出し、プレゼント(笑)。
さて、現在いる場所はココ・・・
・・・丹沢湖下流にある河内川沿いからお送りしました。
この景色も山北町がよくみせる姿のはず。晴れていたら、
と思うより、今、この姿をみてほしいと山が訴えている
んだと思うことにしました(笑)。
赤間アナのボクシングスタイルも入ったタイトルコール
が決まったあと・・・
・・・気温7℃、強めの雨もなんのその、旧246号沿いにある
食堂に向かいました。
食堂の横に、こ~んな古いレトロなアイスの自販機が!
その動きっぷりも気になって即・購入。
アイス片手におじゃましたのは「一休食堂」さん。
トラック・ドライバーのオアシス的な食堂です。
入ってすぐ右に「5分100円」と書かれたシャワー室が!
迎えていただいた代表の本多正典さんに伺いました。
シャワー室は、長距離移動のトラック・ドライバーの方に、
車内で少しでも良い仮眠が取れればとの思いで設置した
そうです。
デビさんは「アジフライ定食」をオーダー。
お山の上の食堂でもアジフライは超おいしいのです!
身がふわっふわ、衣はサクッサクでした~。
赤間アナは「玉丼」をオーダー。
最高の食リポとは、笑顔で味わうことですね(笑)。
ちなみに、ごはんのおいしさについてお伺いしたら、山北の
美味しい水はもちろん、契約農家さんから無農薬コシヒカリ
をその日使用する分だけ自家精米しているとのことで・・・
おいしい理由がちゃんとあってデビさん&赤間アナも納得で
した。山北ならではの猪鍋定食も味わえますよ!
☆一休食堂
住所:足柄上郡山北町谷ケ1021−1
TEL:0465-77-2530
営業時間:平日)10:00~22:30
土・祝)10:00~19:00
定休日:日(土・月が祝日なら連休)
北上して、あっぱれ隊が観に行った景色は・・・
・・・丹沢湖。今回はあいにくの天気でしたが、何かを語り
かけているような、とても幻想的な雰囲気でよかったですよ。
ん?「薪 500円 無人」の看板が。そして隣には薪の束。
その前には、おわんと置石が。
そんな「無人」アピールに間違いなく関わっているような(笑)
青年とここで出会いました。
石田貴久さん27歳。東京農大卒業後、福井県で緑のふるさと
協力隊、地域おこし協力隊を歴任3年間、狩猟と炭焼きに没頭。
山北町にUターン後、林業の事業体に就職し念願の林業に携わっ
ているそうです。
多くの方は所有しているだけで山がお荷物になっている状況。
そこで石田さんは、森林所有者となって自ら木を切り、自分で
売れば単純に直売になるので、利益を出すことになるのでは、
と考え、知り合いの山主さんや不動産に相談。そこで何と、
とある方から「タダでも良いから・・・」と町内の山の一角を
譲り受けることになったそうです。スゴイ!
自ら切り出し、その材木で利益を生もうと、平日は本業(森林
組合の仕事)の傍ら、週末は自分の山で少しずつ整地を行って
いるそうです。そんな、若くして山を所有した石田さんに驚く
デビさん。
「薪売り」はその中の小さな種まきの一つ。山を買って間もない
ので、あまり生産できていないそうですが、土地柄のせいか、
無人にも関わらず、みんなちゃんとお金を置いていってくれる
そうで・・・これぞ、日本人の心の美しさ。個人的な取り組み
として「山北」と交わりたい人を軽トラの助手席に乗せ無料で
案内するツアーも行っているそうです。
☆イシタカ
twitter@ishidatakahisa
イシタカNEO林業家【検索】
丹沢湖を北上し三保地区へ。この辺は信玄公の隠し湯といわれて
いる中川温泉が。そんな場所で・・・
・・・こんな看板を目にするとは思いませんでした!
フツーのご自宅のような玄関からおじゃますると・・・
・・・2Fにそのスペースが!高橋洋一さん(Dr&Per奏者)に
伺いました。音楽教室で講師をしつつ、個人でも教室を開いて
いるそうです。一応、壁に防音の施しはされているようですが、
一方はサッシ&カーテンで音漏れ必至(苦笑)。
少し演奏していただきましたが、音漏れは間違いなし(笑)。
普通に教室をできているというのも、この町ならではの寛容さ
故でしょうか。
デビさんの投げ掛けで赤間アナがドラムに挑戦・・・
あとは放送した通り。まぁ、いいじゃないですか(笑)。
すると、デビさんが片隅に置いてあった部品を発見。
「これは何?」と高橋さんにたずねると・・・
こちらのシンバルを指差して・・・
・・・おっと、これですか!これは、シンバルに挟むワッシャー
というパーツ。通常はフェルト素材。フェルトがあることでスタ
ンドの共振を防ぎ、不要なノイズを減らすことができます。
実は高橋さん、フェルトの代わりに父が山北の伝統として行って
いるミツマタの紙すきを利用して、オリジナルのワッシャーを
開発したそうです!
これがミツマタの木・・・ミツマタは山北の三保地区で自生する
植物で独特な黄色い花を咲かせます。まさに、これからが見頃
(3月中旬~4月上旬)なんです。
「1階で父が「紙すき」の仕込みしてますよ」ということで、
再び外に出ると、1階の裏手では父・春男さんがミツマタの
枝の加工作業をしていました。
ある程度、煮たところで表面の皮の部分を剥いて・・・
この原料となる部分を煮たり叩いたりして、トロロアオイという
根を潰して取れる粘液と合わせる・・・昔は和紙の原料として
用いられ、明治からは紙幣の原料として使われていたそうです。
つまり、親子でこの商品を生み出した、ってことですよね!
小田原発のドラムメーカー「BONNY DRUM JAPAN」から
「シンバルバウム」という商品名で全国流通。500円で音質
改善!?とドラマーの皆さんの購買意欲をそそり、プチヒッ
ト商品となりました。
☆高橋洋一ドラム教室(丹沢スタジオ)
住所:足柄上郡山北町中川277
TEL:090-9016-7957
さらに中川川沿いを北へ。デビさんと赤間アナの背後には・・・
樹齢2000年と言われている古代杉「箒杉(ほうきすぎ)」が!
(高さ45m根周り18m)国の天然記念物です。
さきほど学んだばかりのミツマタをここでも見かけました。
歩きながらデビさんが「そういえば、ここの弁当がめちゃくちゃ
美味しいんだよ!」と、立ち寄らせていただいたのがこちら、
「民宿 箒沢荘」さんです。
約6年ぶりの再会となったオーナーの佐藤直美さんに笑顔で
迎えていただきました。早速、みせていただいたのが・・・
・・・コチラ!「みほ弁」です。「みほ弁」とは、三保地区の
地場産品を使い民宿の女将や主婦が考案。現在3種類あるそう
で、作っている旅館や民宿によって中身は違います。
「箒荘のみほ弁」は、地元のお年寄りへの聞き取りで、大勢が
集まった際に、甘い味付けの五目ご飯を振る舞う習慣があった
ことを知り、取り入れたそうです。これで600円は安いですね!
実は、当時の番組内で「美味しかったロケ弁」企画の際、見事
第1位を獲得しました!
店内を見回し、以前より増築されていることに気づいたデビさん
が、それについて佐藤さんにたずねると、突然、増築の費用金額
を言い出して、びっくり(笑)。いやいや、お伺いしたかったの
は、増築された時期とか工事期間ですから~。
新たに増設されたのは、室内全体を暖める薪ストーブが設置
された、とても快適で素敵な空間でした。
自然とやすらぎを・・・ぜひお越しください。
☆民宿 箒沢荘
住所:足柄上郡山北町中川728
TEL:0465-78-3501
営業時間:12:00~20:00(金土日)
すてきな薪ストーブ用の薪割りをお手伝いすることに。
すると・・・「!」丹沢湖近くでお会いした石田さんと再会。
何と、佐藤さんとは幼い頃からのお知り合いでした!
早速、石田さんに薪割りのコツを教えていただき、まずは
デビさんから挑戦。すると・・・
・・・まさかの空振り(笑)。続いて赤間アナ・・・
・・・「!」何と、パッカーンとキレイに真っ二つ!
・・・そしてこの表情(笑)。本人が一番びっくりです。
デビさん、まさか意図的にボケたわけじゃないですよね(笑)。
最後の最後に笑いの神が舞い降りてきました~。
エンディングでは、スタッフのトミダくんに、山に向かって
叫んでいただきました。そのひと言とは・・・
「雪が降ってきたぞ~!以上。」(笑)この時、山北町は2℃。
ロケが進行する度に気温が下がってくるという、3月中旬とは
思えないロケでしたが、出会う人たちの温かさに凍えることなく
無事に"撮って出し"放送が出来ました。ありがとうございました!
~ということで、山北町からの『あっぱれ!』いかがでしたか。
デビさん&赤間アナへのメッセージ、番組へのご意見・ご感想、
あなたの街のレア情報etc.おたよりをお待ちしています!
◆次回3月21日(土)放送は「増刊号」をお送りします!
<今回のロケ弁当>
おいしい・・・今も変わらぬ味の「みほ弁」に拍手!
プレゼント申し込みは「今回のプレゼント」コーナーを御覧ください。