あっぱれ!KANAGAWA大行進

この番組は神奈川県33市町村を巡り、そこに住まう人々の暮らしや文化、名所を紹介するものです。

3月16日:横浜市金沢区

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今回の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は
横浜市金沢区の野島前の海上からスタート。
シーサイドラインの野島公園駅のすぐ近く。
デビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーが手漕ぎボートに乗っています。
今回は、この金沢区をぶらりをぶらり旅しようというのです。
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横浜市の南にある金沢区は
海あり山あり、
昔ながらの漁師町の風情あり
工業団地あり。
アミューズメントあり歴史と文化あり
…と多彩な表情をもっています。

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野島と言えば漁師町。
ボート屋の野本美智子さんが貸してくれた昔の写真を見て
ずいぶん景色も変わったんだと感心しながら歩いていると、
地元の男性も「この辺りもかつては海の中だったんだ」と教えてくれて
改めてビックリ。
ふと見るとワカメがCIMG6770.JPG CIMG6772.JPG
風に揺れてぶら下がっています。
「何してんの?」と、デビさんが作業中の女性に声をかけると
きょう獲ってきたワカメを干しているのだとか。
「忠彦丸海苔」という店の伊東佐織さんで
海苔とワカメなどを獲ってきてそのまま加工販売しているのだそうです。
お願いして様子を見せてもらうことにしました。
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中に入ると、木川みどりさんが案内してくれました
店の奥が海苔の加工場になっていて
大きなタンクで朝採ってきた生海苔がグルグル回っていました。
驚いたのは、小屋のすぐ裏がそのまま船着き場になっていて、
横付けした漁船から生海苔を直接加工場に運べるように
なっていることでした。
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                    【裏が船着き場になっている】
野島周辺は、昭和50年代まで海苔の一大産地だったのだそうですが
今では横浜の海苔漁師は4軒だけになってしまい、
そのすべてが金沢区にいて、内3軒が野島でやっているとか。
こちらの海苔は市場には出さず、
お客への直送とこの店での販売のみなんだそうです。
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                      【撮影中も味を知っている人が
                       何人も買いにきていました】

デビさん、例によって「生海苔の味がみたいなあ」とおねだり。
すると、今朝の味噌汁の残りなら…と温めてくれました。
ひと口食べて、その予想を超える香りと味わいに
思わず表情が崩れるデビさんと三﨑アナでした。
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            【この表情!】         【スタッフにもおすそ分け】

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野島の中を南に向かっていると
またも地元のオカアサンに呼び止められました。
話していると「すぐそこのパン屋さんがおいしいよ」と
教えてくれました。
失礼ながら漁師町らしからぬ、おしゃれな店。
「Pain d' île」と看板が出ていました。
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中にいたのは近藤友子さん。
店の名前は“島のパン”という意味なんだそうです。
パン屋さんを夢見ていた近藤さんが
修行を終えて6年前に始めたお店。
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開店に向けてお父さんの壽さんも勉強して
今では生地の発酵を手伝ってくれているそうですが
毎朝1時・2時からの仕事なので
我々が入った時にはもう家に帰った後でした。
デビさん、レジの女性は「パートさん?」と聞いたら
近藤さんのお母さんの満智子さんとのこと。
失礼しました。
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家族だけでやっていて友子さんのご主人はサラリーマン。
なので2人の子供が生まれる前後は店を休むことになり
下の子が生まれて今年1月から再開したばかりなのでした。
天然野菜酵母を使ったパンは地元で大人気。
昼過ぎには売り切れてしまうそうです。
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美味しそうなパンを買って、店の外のテラスでいただきました。
もっちりとした生地が、本当に美味しいパンでした。
ここで驚いたのは、先にテラスで食べていた人が
「あっぱれ!…」隊を探しに来て、
「先ずは腹ごしらえ」と偶然買ったパン屋さんにデビ・三﨑も来たことです。
出会いってあるんですね。

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横浜で唯一、海水浴ができる砂浜「海の公園」を歩いていると、
大行列が…。
のぼりを見ると、どうやら期間限定で広島の「かき小屋」が出来て
その順番待ちの人たちのようです。
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受付ブースをのぞくと店長の木伏さんが顔を出しました。
ちょっとお疲れの様子ながら、話を聞かせてくれました。
お客さんはここで1kg1,500円の広島直送のかきや
海老、野菜などを買って会場内で焼いて食べるのです。
でも大行列は2時間待ち!?
並んでいては放送時間に間に合わないので
食べるのはあきらめて
お願いして会場の様子を見せてもらことにしました。
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大勢の人が旨そうに頬張っているのを見て
デビさん、図々しくもよそのグループに潜り込んで
つまみ食いなんてしています。
今回もヒヤヒヤの三﨑アナです。
「かき小屋」は今月29日までの予定でしたが、
あまりの人気に4月12日まで期間延長が決まったそうです。
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               【熱っ!】            【ウマっ!】
また砂浜では、早くも潮干狩りを楽しむ人々の姿も…。
6月まで楽しむことができるそうです。


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海の公園の隣、柴漁港にやってきました。
今回、三﨑アナが予約、ではなくお願いしていたのは
漁師の斉田芳之さん。
朝からアナゴ漁に出て、昼過ぎに戻ってきたところで
獲れたてのアナゴをご馳走してもらう約束をしていたのでした。
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小柴と言えばアナゴとシャコ。
斉田さんはアナゴ専門の漁師として30年のベテランです。
船には獲れたてのアナゴがいっぱい!
そのうまさの秘密はエサとなる小魚やエビが豊富なこと。

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岸壁では、斉田さんの弟子ともいえる窪田泰介さんが炭火を起こして
白焼きを用意してくれていました。
やはり獲れたてのアナゴの旨さを味わうには、
白焼きが一番だ、と言います。
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焼き色がついたぷっくりと肉厚のアナゴから
脂が炭に落ちています。
さっそく箸をつけると
アナゴそのものの旨味が口に広がり、
なんとも贅沢なひと時を堪能したデビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーなのでした。
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少し移動して、福浦の工業団地に入り込みました。
何やら製造しているらしい音が聞こえてきます。
看板を見ると「中華鍋製造卸」とあります。
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                         【左から山田祐司さん 憲治さん
                                       典弘さん】
工場に入っていくと、社長の息子だとという3人がいて、
見せてほしいとお願いすると何やらヒソヒソ…。
そして突如、じゃんけんをして
「見学OK」の返事をもらいました。
聞けば、この兄弟はなんでもじゃんけんで決めることにしているのだそうです。
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こちら「山田工業所」は、中華鍋を“打ち出し”でつくっている
日本で唯一の会社なのだとか。
鉄板を5千回打ち出して作る中華鍋は
調理人の微妙なオーダーにも対応して
プレスでつくるものより軽くて丈夫。
さらに油のなじみもよく、火の通りもいいすぐれもので
横浜中華街での7割のシェアを誇るそうです。
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企業秘密の部分は撮影できませんでしたが
町工場の底力に感動です。
現社長の父親の跡継ぎは3兄弟の誰なのか、まだ決まっていないとのこと。
その働きぶりで決める、と言われているそうです。
息子といえど日給制という厳しい父親の目にかなうのは誰かな?
じゃんけんで決めちゃえ!と笑ったデビさんに乗せられて
本当にじゃんけんを始めた兄弟ですが、
その結果は…?。
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今回のプレゼントは、
地元漁師が自分でつくる野島名産の海苔
「忠彦丸海苔」店の
【焼海苔】【青飛海苔】【味付海苔】を
それぞれ1名の方に。
応募方法などは、このHPのプレゼントのページをご覧ください。

次回(3月23日)の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は
「厚木市」からの撮って出しです。
お楽しみに!