あっぱれ!KANAGAWA大行進

この番組は神奈川県33市町村を巡り、そこに住まう人々の暮らしや文化、名所を紹介するものです。

12月15日:秦野市

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今回のターゲットは「秦野市」です。
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                            なにやら怪しい空模様】
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今回の番組のスタートは、「菜の花台園地」から。
丹沢大山国定公園に入った標高約550mの所にあって、
見下ろすと秦野が盆地であることがよくわかります。
晴れていれば、目の前に富士山がドドーンとそびえ
東は三浦半島から西は真鶴半島、伊豆半島まで、
相模湾が一望できる県内でも屈指の超絶景スポットなのですが…。
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なぜか天気に恵まれないのが、最近の「あっぱれ!…」。
今朝も雨こそ降っていないもののどんよりと
分厚く曇がたれこめた空。
展望塔に登ってみると、かろうじて大島が見えるような見えないような…
富士山は完全に雲の向こう側です。

でも今日の天気予報で心配してくれた秦野市観光協会の米山さんが、
晴れた日の朝に最高の眺望を写真にとって送ってきてくれました。
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                     さあ、きょうは山を下りつつ
                     秦野市をブラブラと盆地を縦断して
                     南側の山のふもとのレストランで
                           お食事を楽しもうという趣向です。

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歩き始めて早々に道がわからなくなった
デビット伊東と三﨑幸恵アナウンサー。
一軒の家の前で登り窯と思われるものが目に入り、
惹かれてのぞくと風雪にさらされたらしい、
かなりかすれた看板も目に入ります。
「以織窯」と読めました。

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呼びかけると、出てきたのは作務衣姿の男性。
思ったとうり、野口伊織さん陶芸家で
ちょうどロクロを引いていたところだそうです。
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一見ただの陽気なおじさんに見えるご主人ですが、
実は、茶器の最高峰「井戸茶碗」の制作を追求している
知る人ぞ知る名陶芸作家。
かつてはデザイン関係の仕事をしていて
36歳の時から趣味として陶芸を始めましたが、
10年ほど前に「井戸茶碗」の魅力にとりつかれ、
プロとなってその再現に取り組み続けています。
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数百焼いてひとつできるかどうか…
30万円の井戸茶碗でお抹茶をいただき、
なんとも贅沢な時間を過ごしたデビさんと三﨑アナでした。
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               雨が本降りとなってきた中で
               山を下りるはずが山道に迷い込んだようです。
               ふと味わいのある民家が目に入りました。
               人のいる気配もするので、
               お訪ねしてみることにしました。
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声をかけると、家の中には女性が二人。
この家の松下設子さんとお仲間の大津初江さんが
コンニャクづくりの真っ最中でした。
この建物は、先祖代々暮らしていたかつての母屋。
なんと築300年ですが、現在は改築して
作業場として使っているんだそうです。
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                        【山の湧水を味わう】
デビさんが「コンニャク、美味しそう…」とおねだりしてみると
出来立てのコンニャクに手づくりの柚子味噌を添えて
ご馳走してくれました。
「旨い!」
思わずデビット伊東と三﨑アナが目を丸くするおいしさ。
コンニャクはJAの直売所で買うことができますが
柚子味噌は自分の家用と聞いて、惜しいなあとつぶやくデビさん。
田舎のお母さんの味は、体と心に浸みわたる美味しさでした。
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                 【撮影後にいただいた大根の漬物も絶品でした】

田んぼの中の道を歩いているとCIMG4531.JPG
数台の車が停まって男の人たちがいます。
近ずくと、車の中には凧が積んでありました。
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なんだろう、と声をかけると、「丹沢凧の会」の皆さん。
定年を機にこどもの頃の凧作りを始めた“凧仲間”で
毎日のように集まり、凧を揚げているのだそうです。
きょうも集まったものの、この雨では無理とあきらめて
片づけているところだったのでした。
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みなさんの凧は、
秦野に古くから伝わる「秦野達磨凧」と呼ばれる郷土凧。
竹を切ってきての竹ひご作りから絵づけまで、
全て手づくり。
それぞれ自宅の“タコ部屋”で様々な工夫を凝らして、
仲間が驚くような凧を作ることが醍醐味なんだそうです。
特殊な仕掛けをつけて、ブインブインと音をさせて上がります。
この「うなり」という部品を手で振り回すだけで
良い音が響くのでした。
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                  【デビ “うなり”を体験するが…】

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「いちご狩り園」の看板を見つけました。
まだ早いかな…と思いながらハウスを覗くと
何人かで作業をしている最中でした。
お相手をしてくれたのは
「石田ファーム工房」の石田昌克さん。
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こちらは新種で県内ではここにしかない「かなみひめ」を始め、
「あきひめ」「紅ほっぺ」が同じハウスで育っていて
3種類の食べ比べができるのだそうですが、
聞けば、今年はちょっと遅れていて
イチゴ狩りができるのはクリスマス過ぎになりそうだとか…。
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中に入れてもらうと、白くかわいい花をつけたイチゴが
かなり広いハウスの中に、広がっています。
確かにまだまだこれから、という感じですが
赤く色づき始めたイチゴもちらほら目につきます。
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石田さんが勧めてくれたので
デビさんと三﨑アナ、喜んで「かなみひめ」を一粒いただいてみると、
すでに十分な甘みが口に広がります。
そしてなんと、石田さんのお父さんが焼いてくれた焼き芋まで
おみやげにもらってしまったのでした。
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きょうのご予約の店。CIMG4590.JPG
秦野市の南端・南が丘にあるレストラン「アルセントロ」へとやってきました。
出迎えてくれたのは、今年30歳になったばかりというイケメン二人組。
椎野祐介さんと上村直也さん。
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                【左:椎野オーナー 右:上村GM】

2人は、ここ秦野市南が丘で生まれ育った小・中学校の同級生同士。
それぞれ別の飲食店で働いていましたが、
いつか一緒に店をやろう、と話していたそうです。
そして、住民の高齢化が進み、
シャッターがおりたままの店が増えた地元・南が丘を元気づけられれば、と
ついに昨年、このお店をオープンさせました。
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                     【店はショッピングセンターにある】
きょう用意してくれたのは
冬限定の「牡蠣とほうれん草のクリームドリア」
「トマト&バジルのモッツァレラガレット」
女性に人気の「ハニーシナモン フレンチトースト」。

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【牡蠣とほうれん草のクリームドリア(ランチセットで¥1,000)】
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【トマト&バジルのモッツァレラガレット(¥780)】 【ハニーシナモン フレンチトースト(¥630)】

ガレットは地元、秦野産丹沢そばの蕎麦粉100%。
そのほかも出来るだけ地元産の素材にこだわっていると聞いて、
味わいも増したデビット伊東と三﨑幸恵なのでした。
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最後に「あっぱれ!…」隊は
午前中に訪ねた松下さん達がつくるこんにゃくの販売をしている
JAの直売所「じばさんず」にやってきました。
秦野の様々なものが所狭しと並んでいて、
デビさんも初めて見た、という珍しい野菜もありました。
もちろん、松下さんのコンニャクも。
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ふとみると、試食のコーナーでなにやら配っています。
近づいてみると、ここでしか手に入らない秦野オリジナルだという
八重桜の塩漬けと完熟ミカンをブレンドした「八重桜の塩ポン酢」と
秦野名物の落花生からつくった「ピーナツドレッシング」。
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初めて試食する三﨑はもちろん、すでに味を知っているデビさんも
改めて秦野の美味しさに舌鼓を打つのでした。
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今回のプレゼントは、
この「八重桜の塩ポン酢」と「ピーナツドレッシング」をセットにして
3名の方に。
応募方法は、このHPのプレゼントのページをご覧ください。

次回の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は
12月22日(土)相模原市から撮って出し。
緑区の相模湖方面を訪ねる予定です。
お楽しみに!