10月27日:横浜市
3週間ぶりとなってしまいました。
「あっぱれ!KANAGAWA大行進」今回は
今シーズン2度目の【横浜市】編です。
今回は、デビット伊東が「笑う巨塔」というお芝居に出演中で
午前中に東京・池袋の劇場に入らなくてはならないとあって、
なんと!午前2時30分からの撮影を敢行することになりました!
果たしてこんな時間にお訪ねできるところはあるのか?
お相手していただける人はいるのか…?
ただでさえ怪しい「あっぱれ…隊」が、警察官の職務質問を受けたりしないのか?
色々と心配ですが・・・
とりあえず「早朝」というか「深夜」というか、
tvkに集まったデビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーとスタッフ一同です。
さすがに午前2時半。
テレビ局とは思えないほど静まり返る大部屋で、
ひそひそとオープニングです。
【さすがにこの時間、テレビ局にも人気はない】
【バスに乗り込み、イザ!】
「さて、これからどうしよう」と途方に暮れる中、
「40時間SP」でもお訪ねした六角橋商店街に行けば
朝早い商売の人が誰かいるだろう、と
甘~い目論見で出発したのですが…。
着いてみればお店は全てシャッターだらけ。やっぱり甘かった!
人っこ一人いない商店街で途方にくれるデビさんと三﨑アナで
ありました。
本当にこの企画は大丈夫なのか?
【不安をお茶目でごまかすデビ】
【am4:00の国道1号。
右奥はJR東神奈川駅】
しかたなく東神奈川駅方向へ歩いてみても、まだ一番電車も走っていません。
それでも国道1号線を歩いて行くと、ある建物から灯りが漏れているじゃないですか。
時刻は午前4時。
扉の隙間から覗くと人がいます。
ドアを開けると出てきたのは仕込み中のパン屋さんでした。
ここは【Pain de U(パン ド ウー)】というパン屋さん。
ご主人の原浩介さんが、朝8時の開店に向けて
仕込みの真っ最中でした。
2年半前にオープンしたというこのお店。
ご主人が毎朝この時間から一人で仕込みをしています。
毎日、売れ残ったパンは廃棄してしまうそうです。
それでいて、沢山の種類のパンを作りたいという原さん。
それだけに仕込が大変で、睡眠時間は3~4時間。
生活のほぼ全てをパンに捧げているんだそうです。
こんな時でも「味見がしたい!」と言い出すのがデビット伊東です。
パンは焼くのがこれから、ということで
シフォンケーキの“ミミ”の部分を試食させていただきました。
パン屋さんを後にしてデビさん、
「朝早くから元気がいい横浜市の卸売市場が近くじゃないか」と気がつきました。
でも、さすがに「アポなしでは無理じゃないか」と三﨑アナ。
「誰かツテはないかなあ?」と言っていたら、
笹原Pが行きつけの飲み屋さんに電話で聞いてみたら、
なんと「何とかしてくれる」という返事がもらえたのでした。
元気になって、すぐ近くの神奈川スケートリンクの前を歩いていると・・・
あれ?スケートリンクから明かりが漏れています。時刻は4時30分。
こんな時間に何故?氷のメンテナンスでもしているのでしょうか?
正面のガラスドアをのぞいてみると・・・
こんな時間にスケートをしている人々の姿が。
でも入り口には鍵がかかっています。
中にいた従業員らしい人と
ジェスチャーで話をして
合図に従って裏口にまわりました。
そして中に入ると・・・リンクの上では
アイスホッケーの練習中なのでした。
練習をしていたのは「JOKERS’99」という社会人のクラブチーム。
1部~6部まである社会人リーグの4部に所属しているチームです。
監督の高須邦彰さんがお相手をしてくれました。
聞けばアイスホッケーチーム共通の悩みは練習場の確保なんだそうです。
1部リーグのチームでさえ一般利用の営業時間が終わったスケートリンクで
深夜の時間帯に練習をしているのが実情なんだとか。
特にJOKERSは、元々は横浜駅西口のハマボウルのアイススケート場を
ホームリンクとしていたチーム。
これが閉鎖されたため、神奈川スケートリンクに頼んで
毎週土曜日の早朝4時~5時30分まで練習をさせてもらっているのだそうです。
メンバーは、横浜市職員・相鉄やJR職員・自動車会社の社員などの皆さんで
土曜日に仕事がある人もいるためこの時間帯の練習は正直辛い。
監督の仕事は、2時半に起きて選手全員にモーニングコールをすることから
始まるのだそうです。
【“ありあけ”の森営業本部長が
自らプレゼントしてくれた】
午前5時を過ぎたころ、横浜市中央卸売市場本場にやってきました。
夏ならもう明るい時間ですが、この季節はまだ真っ暗な中、
全国から新鮮な魚介類や野菜が集まってきています。
【暗い中、多くのトラックが行きかう】
昭和6年に全国で3番目、東日本で最初の中央卸売市場として
開設されたこの市場。
なんと東京の築地よりも歴史があるんです。
やってきたのは食のプロが仕入れに来る中卸の店が
70軒以上も立ち並ぶ水産物部の一角。
「あっぱれ!…」の訪問をOKしてくれた |
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このお店はマグロ以外の鮮魚を扱っている中卸で、
店頭には生きの良い様々な鮮魚が並んでいました。
とはいえ・・・せっかく市場に来たからにはマグロを見たい!という
デビさんのワガママを聞いて、マグロのセリ場へ案内してくれました。
100kg以上の冷凍マグロ・生マグロが
ゴロゴロところがっている中、
マグロを扱う中卸さんが尻尾の切り口を見て
品定めをしています。
しばらくするとマグロのセリが始まりました。
何を言っているのか素人には全く分かりませんが
迫力あるプロ同士のヤリトリに
興奮した面持ちのデビさん・三﨑アナでした。
【外が明るくなり始めたころ、セリが始まる】
セリが終わって、市場内の食堂街へやってきました。
「伊勢三」のご主人お勧めの「伊豆屋」。
このお店は昭和6年のこの市場の開設と同時にオープンした
市場とともにある食堂で、
4代目の宮上貴史さんと奥さんの由佳さんが切り盛りする
魚メニューが中心の定食屋さんです。
人気の天丼と、ご主人の自慢の品というアジフライ定食を
出してもらいました。
どちらも市場の中ならでは新鮮な素材さとボリュームと安さが自慢。
モチロン冷凍物は一切使っていないため味には絶対の自信があるんだそうです。
【新鮮で肉厚なアジフライ定食(¥700)】 【天丼(海老、キス、イカ、かき揚げ/¥800)】
【二人のこの表情!】
営業時間は朝5時30分から午後2時30分。
昼は一般のお客さんも多いそうですが、朝はやっぱり市場関係者のお客さんが中心。
ご主人いわく「魚にうるさいプロ相手の商売だけに下手なものは出せない」。
お刺身などは、朝のお客さんがひと段落した6時半~7時頃に市場内で仕入れて
これがお昼のメニューに出るそうなので、
無理に早起きはせずにお昼に行くのも賢い選択のようですよ。
朝ごはん(?)を終えて岸壁に出ると、すっかり陽が昇っていました。
向かいに見えるみなとみらい地区や
ポートサイド地区の超高層ビルが
まぶしく見える朝でした。
今回のプレゼントは
横浜生まれの銘菓「ありあけ」の【横濱ハーバー】を
3名の方に。
応募方法は、このHPの
プレゼントのページをご覧ください。
きょうの訪問先などの情報は、
“あっぱれ!MAP”のページをご覧ください。
来週(11月3日)は、ラグビー中継のためお休みさせていただきます。
次回は11月10日(土)、「山北町」からの撮って出しです。
お楽しみに!