6月30日:寒川町
今回の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は、 寒川町からの撮って出し。 高橋ディレクターの担当の回では珍しく、 青空のもとでの「あっぱれ!…」となりました。 梅雨になったら晴れるなんて、皮肉なものです。 |
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番組の始まりは、JR相模線の倉見駅の前。
大正時代に建てられた当時のままの駅舎が
モダンないい雰囲気をかもし出しています。
集まってくれた視聴者の方の前でタイトルコールをした後、
デビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーは
あじさいが咲く倉見緑道を歩きました。
そろそろあじさいの季節も終わりかな…
梅雨明けはまだかな…と話していると
子供たちの元気のいい声が聞こえてきました。
声がする建物をのぞくと、
小学生らしいこどもたちが剣道の稽古に励んでいます。
ここは剣道場。
師範の先生が迎えてくれました。
先生は、79歳の繁田善治さん。
剣道7段。
熱い思いで40年近くにわたり、
この道場で寒川のこどもたちを
指導してきたそうです。
礼儀を身につけ、心身ともに
強くなってほしいと
願ってやってきたといいます。
三﨑アナ、突然デビさんに面をつけさせられてこどもと向かい合わされました。
そして、構える間もなく振り下ろされた竹刀!
見事に1本とったのは、小学校1年生の女の子の方でした。
【一本取って涼しい顔の小雪ちゃん】【もう汗だくの三﨑アナ】
倉見地区を歩いているうちに、工場街に入ってきました。
付近の方にうかがうと、もう海老名市とのすぐ境のあたりのようです。
その一角で、パン屋を発見しました。
「出村製パン」という、昔懐かしい風情の小さなパン屋さんです。
今年75歳の出村外志雄さんと息子の健志さんの親子でやっている店でした。
デビさんと三﨑アナ、店の中を眺めていてとても小さなパンが目に入りました。
一口で食べられる大きさで、いろんな種類が並んでいます。
アンパン、ジャムパン、クリームパンなど全部で12種類。
ひとつ30円と書いてあります。
聞けば息子の健志さんのアイデアでつくったもので、
このベビーパンが10種類入った袋詰めが
いろんな味を楽しめると人気となって
すぐに売り切れてしまうのだそうです。
【右が普通サイズのチョコパン】
その他にも、近くの工場の人が買いに来てくれるという惣菜パンもあって
素朴なおいしさの、町のパン屋さんでした。
町をぶらぶら…宮山地区にやってきました。
緑が気持ちいい、田園風景が広がります。
その前にあるビニールハウスの中で、忙しく働く人影が目に入りました。
「何を作ってるんですか?」と声をかけると
「メロン」という答えが返ってきました。
中に入ると、確かにメロンがなっています。
そういえば、寒川でメロンが生産されていると
聞いたことがあったなあ、と思い出したデビット伊東さん。
作業していたのは、吉田光晴さん。
冬はスイートピー、夏はメロンを育てています。
聞けば、メロンづくりというのは毎日3回水を
やったり
人間の子供の様に手がかかる、
果物なんだそうです。
例によって味見をしたい、とワガママなおねだりを始めたデビット伊東ですが、
これを食べても美味しくない、と言われてしまいました。
吉田さんによれば、メロンは収穫の直前に一気に糖度が上がるものなんだそうです。
さらに収穫して4~5日おいておくことで、あの美味しさが生まれるもので
今ここにあるメロンは胡瓜みたいな味しかしないし
スプーンも入らないくらい固いものなんだそうです。
【摘果したメロンの酒粕漬け】
それでもデビさん、恨めし気になんかないか…としつこく聞くと、
吉田さんは摘果したメロンの実を漬けた、
メロンの漬物を出してくれました。
農家でしか食べられないメロンの漬物。
その初体験の味に感動!かと思ったら
これが酒粕につけたもの。
スタッフも知らなかったのですが、デビット伊東は奈良漬けが苦手だったのでした!
寒川町の南のエリア、大曲地区を歩いていると、
「デビさん!」と呼び止められました。
「僕のこと、覚えてますか?」と言われても、わかりません。
それもそのはず、以前に会った時はまだ中学生だったといいます。
聞けば、6年前にデビット伊東が佐藤亜樹アナウンサーと寒川町を訪ねた時に
紹介した、一輪車で世界に挑戦していた庄司海渡さんでした。
今年から大学生になったそうですが、今でもがんばって一輪車を続けているそうです。
妹の来夢さんも出てきて一緒に一輪車の技を見せてくれたのですが、
なんと!サドルがない一輪車まで登場して驚かされました。
海渡さんは、今年は7月にイタリアで行われる
一輪車の世界大会に挑戦して
総合チャンピオンを目指すと言うことです。
三﨑アナが予約したお店は、「おそば 巴屋」。
まるでカフェのようなおしゃれな蕎麦屋さんです。
実はこのお店。
以前に、寒川のB級グルメ“棒コロ”を紹介した時にお訪ねをしたのですが、
当時とは場所を変えて、5月に新たにオープンしたのです。
店に入ると、ご主人の若林隆さんが蕎麦づくりに励んでいました。
そして、奥さんがデビさんと三﨑アナを案内してくれたのは
蕎麦屋とは思えないテラス席。
やがてご主人が、そばを運んできてくれました。
三﨑アナの前に出されたのは、
水でしめた蕎麦に温かいカレーをかけた“冷やしカレー南蛮そば”。
蕎麦の冷たさとカレーの温かさが不思議なおいしさを生んでいます。
デビさんには、新メニューの“てんてんそば”。
やはり冷たい蕎麦に大根おろしと小エビの天ぷらがのっています。
これは、ご主人が、蕎麦修行時代に食べたまかないを
アレンジしたオリジナルメニューです。
【冷やしカレー南蛮そば¥700】 【てんてんそば¥800】
そして、以前にも食べた“棒コロ”も出してくれました。
こちらの“棒コロ”は蕎麦屋さんらしく、蕎麦を揚げたコロッケ。
以前にも増して美味しくなった、と感じるものでした。
【棒コロ】
ただ「あっぱれ!…」の撮影に気がついた多くの方がテラスを囲んでしまい、
ちょっと恥ずかしい食事となってしまいました。
最後に二人は、寒川駅北口の駅前広場にある
ベルゲートにやって来ました。
1時間ごとに鐘が鳴り、その時にゲートの中で祈ると
幸せになると言われているのだそうですが…
三﨑幸恵アナウンサーの幸せは、いつ訪れるのでしょうかね。
今回のプレゼントは特産の「寒川メロン(マスクメロン)」を3名の方に。
ご希望の方は、この番組HPのプレゼント紹介のページを
ご覧ください。
【この水鉄砲騒ぎは「あっぱれ!…」の
番組スポットをご覧ください】
次回(7月7日)は、相模原市からの撮って出し。
古淵あたりから相模川を目指して歩きます。
また、よる8時30分からは「あっぱれ!KANAGAWA大行進/特別号」として
先日のアサヒビール神奈川工場への見学ツアーの様子をご紹介します。
お楽しみに!