4月14日:藤沢市
※※お詫び※※
今回の番組中、お訪ねをした和菓子屋【ちもとや】様の
画面スーパーで、誤った電話番号を表示していました。
また、当ホームページの「あっぱれ!マップ」でも
【ちもとや】様の電話番号が間違っておりました。
関係のみなさまにご迷惑をおかけしましたことに
お詫び申し上げます。
前回ようやく晴れたと喜んだのに、
今週は、またも、それも土曜だけが朝から雨空の
「あっぱれ!KANAGAWA大行進」であります。
今回は「藤沢市」からの撮って出し。
その中でも、明治・大正時代には高級別荘地。
その後はお屋敷町となり、いまでも湘南屈指のステータスを誇る
高級住宅街「鵠沼」に徹底的にこだわって
「地域限定ブラブラ散策」を楽しむことにしました。
【雨のハス池でオープニング】
デビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーが「蓮池」を探すところから
番組はスタート!
「鵠沼」というのは「白鳥の沼」という意味だそうです。
その名の通り、かつては7つの沼があったのだそうです。
いまも2つの沼が住宅街の中にぽつんと残されていて、
「蓮池」と呼ばれています。
デビさんと三﨑アナが見つけたのこの蓮池はその一つ。
まさに「鵠沼」の原点ともいえる場所から番組開始です。
夏になれば、美しく蓮の花が開くそうです。
そんな写真をお持ちでしたら、是非、番組宛にお寄せください。
メールアドレス:appare@tvk-yokohama.com
「あっぱれ!」隊は、鵠沼桜が岡の住宅街を歩いていきます。
このあたりは比較的新しく開発されてきたエリアで、
どこまでも住宅街が続きます。
少しいくと、お店が数軒並んでいました。
こじんまりとしたお店をのぞきながら行くと、
立派なたたずまいのお豆屋さんを発見しました。
店名は「豆のはざま」。
店に入ると、硲(はざま)君子さんと
お嫁さんの通子さんが迎えてくれました。
【硲通子さん(左)と君子さん】
この店は、君子さんのご主人が45年ほど前に開いた豆専門店。
ぱっと見て驚くのがその品揃えの豊富さ!
定番の落花生からドライ納豆やわさびビーンズなどの変り種も含め
20種類以上の商品を並べています。
デビさんと三﨑アナ、色々な豆を試食させてもらいました。
でも、何といってもお勧めは定番の「手剥き落花生」。
香ばしくて本当に美味しいんです!
奥さんから「定番の商品を大切にしなければ商売は続かない」という
ポリシーを聞いて、
手間隙かけて丁寧に作っているというその様子を是非見せてもらおうと
作業場をのぞかせてもらいました。
店のすぐ裏では、ニ代目の晋一郎さんが豆を炒っているところでした。
炒り具合を考えて、一度に炒る量を計算するなど
こだわった加工をする様子に感心していると、
炒りあがったばかりの豆を味見しても良い、とありがたいお言葉。
まだ温かく、出来上がりの音がするピーナッツの美味しさに
感動したデビさんでした。
【出来立ての南京豆の音をひろうロクさん】
続いて住宅街を歩いていると、
小学校から元気な子どもたちの声が聞こえてきました。
窓からのぞくと小学生の男の子と女の子がバレーボールの練習中。
声をかけると総監督の荒井勝男さんが顔を出して
中に入ってよい、とお許しをいただきました。
練習していたのはこの小学校のチームではなく、
色々な学校からこども達が集まってきている
「藤沢クラブ」というクラブチームでした。
県大会で4年連続してベスト3に入っているという強豪なんだそうです。
そもそも藤沢はバレーボールが盛んで、
「西の広島・東の藤沢」と称されていたほどのバレー王国でした。
ところが平成に入ってからは低迷。
そこで、藤沢バレー界の裾野の拡大のために
10年ほど前に設立されたのがこの「藤沢クラブ」なのでした。
こども達に混ざってレシーブの練習に参加させてもらったデビット伊東ですが、
監督のボールはこども相手とは思えない厳しいものだったと
知らされたのでした。
鵠沼地区の中でも南東部の住宅街へやってきました。
ちょっと、雰囲気が違ってきたように感じます。
このあたりこそ、かつての高級別荘地・お屋敷町として名をはせた地域。
なるほど、広くて立派なお宅がふえてきました。
程なく江ノ電の「鵠沼駅」前に出ました。
とってもこじんまりとした駅の改札口前をくぐり抜け、
線路の反対側へ出たところで
目の前に可愛いお店がありました。
ガラス越しにのぞいてみると、どうやら革製品のお店のようですが人気がなく、
インターホンの横に「2階の工房にいます」と書かれています。
ボタンを押してみました。
【インタホンを押すと、程なく岩本光史さんが…】
ご主人の岩本光史さんが出てきてくれました。
改めて見ると、店内には革製のカバンや財布などとともに
ペット用の首輪やリードが置いてあります。
ここは「ボゼッティ」というお店で、
岩本さんは革職人として
地元の人たちのオーダーを中心に
財布やバッグをつくっていたいた
そうです。
ある時、自分の愛犬用につくった
首輪を店においていたところ
これが大人気に・・・。
今ではこちらが
メインとなってしまったんだとか。
一つ一つ丹念に作られたオーダーメイド、ハンドメードの首輪やリード。
確かに愛犬家・愛猫家だったら思わず欲しくなってしまう
かわいらしいものばかりでした。
延々と住宅街を歩いてきたあっぱれ隊ですが、
目の前ににぎやかな商店街が現れました。
ここは小田急線「鵠沼海岸駅」前に広がる「鵠沼海岸商店街」。
別荘やお屋敷の御用聞きから始まった商店街だそうです。
商店街を歩いていると、なにやら渋~い佇まいのお店を発見しました。
暖簾には「明治36年創業・わらび餅・ちもとや」の文字が・・・。
これはデビさん、寄らずに通り過ぎるなんてことはできません。
店に入ると、88歳になるという佐々木嘉男さんが一人で店番をしていました。
早速わらび餅を注文すると店の奥にいってしまいました。
注文を受けてからきな粉をふりかけてくれてくれている様子です。
食べてみると、意外なほどにふんわりとした、優しい甘さ。
黒糖を練り上げて作るというおじいちゃん自慢の「わらび餅」は
口に入れると溶けてしまうようです。
お話を伺っていてわかったのは、一人で店を切り盛りしているこのご老人は
明治時代から続くこの和菓子屋さんの子孫でもなんでもなく、
大工さんだったのだそうです。
60歳の時にたまたまこのお菓子屋さんに大工仕事でやってきて、
先代の女将さんに気に入られ菓子職人になり
女将さんに店を譲られたのでした。
自分で工夫をして作り上げた「わらび餅」が評判を呼び、
今では知る人ぞ知る名店となっています。
「あっぱれ!隊」が最期にやってきたのは、
三﨑アナの予約店「かわむら」。
この商店街にある小料理屋さんです。
切り盛りしているのは鵠沼にとついで40年という名物ママさん。
30年近く藤沢駅南口でお店を営んできましたが、
「年をとったら地元の鵠沼で小さな小料理屋を開きたい」という
念願かなって3年前にオープンしました。
【ポテトサラダ600円】 【コロッケ600円】
お客さんはほとんどが地元の人ばかり。
まずは常連さんは必ず注文するという
「コロッケ」「ポテトサラダ」。
それに今朝獲れたということで「生シラス」を出して頂きました。
駅前の頃からの自慢料理はまさにお袋の味。
【生シラス500円】 【釜揚げシラス丼850円】
そして、きょうの目的の味。「シラス丼」が出てきました。
ママさんが毎日地元の網元から直接仕入れているというこだわりの
釜揚げシラスがたっぷりと乗っています。
やっぱり湘南にきたらシラスだなあ、としみじみと幸せを感じる
デビット伊東と三﨑アナなのでした。
最後に二人は、鵠沼海岸海水浴場にやってきました。
生憎と雨の海岸になってしまいましたが、
ここは鵠沼が高級別荘地として開発されることにつながった
湘南で3番目の海水浴場で
鵠沼散歩を終える二人でした。
それにしても、冬に戻ったように寒かったなあ・・・
今回のプレゼントは、
手間ひまかけた仕事とこだわりで
20種類以上の品揃えの豆専門店「豆のはざま」から
【豆3種詰合せ】を3名の方に。
応募方法など詳しくは
この番組HPのプレゼントのページをご覧ください。
次回は「三浦市」からの撮って出しです。
お楽しみに。