9月3日:平塚市
今回の「あっぱれ!隊」のターゲットは「平塚市」です。
ここ数年平塚漁港でちょっと変わった魚が
あがっているとの噂を聞きつけ、その真相に迫るべくやってきました。
※放送時、地図の国道の番号が間違っていました。お詫び申し上げます。
横浜のtvk周辺では、昨日まで陽がさすほどのよい天気で
台風接近ってどこの話?と思うような状態でした。
今朝、川幅いっぱいに汚れた茶色の水が流れる相模川を渡って平塚に着くと
ドンヨリとした空模様ながら雨ではなく、台風の余波を感じるほどではない
デビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーでしたが…
なにはともあれ平塚の駅前通りから番組はスタート!
まずは一本隣の通り「大門通り」をのぞきます。
かつてこの通りは、東海道線の平塚停車場(現在のJR平塚駅)から
旧東海道を渡って平塚八幡宮につながる表参道で、
平塚で最も栄えていた商店街だったのだそうです。
〈大門通りでは、また番組ファンの方々が待っていてくれました〉
ふと見ると、朝から薩摩揚げが並ぶ店があります。
大正12年創業と書かれている、ということは88年前の歴史がある老舗の『中秋蒲鉾店』。店名からもわかるように、蒲鉾やはんぺん、薩摩揚げなど魚の加工品を商ってきたそうです。
4代目という中村彰伸さんに伺うと、目の前の「大門通り」は海岸までつながっていたそうですが、
戦災で焼かれたことと国道1号線に分断されたことで人の流れが変ってしまったのだそうです。
お店の中心は、22種類もあるという薩摩揚げ。創業以来作りおきは一切しないということで、
今でも毎朝5時から職人が手作りしているというこだわりです。
その様子を見学させてもらい、ご馳走になった出来立ての薩摩揚げは
絶品の美味しさでした。
住宅地をぶらぶらと歩いていたデビさんと三﨑アナ。
几帳面に何かが並べられた物置が目に入りました。
興味を持ったデビさんが近づくと、中で何やらごそごそとしている人影が・・・!
このお宅のご主人福島和明さんでした。
福島さんは48年前から古いSPレコードを集めていて、この物置は専用の保管庫で
そのSPレコードの整理をしているところだったんです。
古い農家に埋もれていたり骨董市などで発見して集めたコレクションは1万2千枚にも
なったそうです。
中には美空ひばりさんのデビュー曲などもありました。
デビさん、あつかましくもご自宅に上がりこみ福島さん自慢の逸品である
100年前のアメリカ製のレコードを、
これまた貴重な蓄音機で聞かせていただきました。
デビット伊東と三﨑アナ、平塚海岸にやってきました。
やはり台風の余波でウネリが高く、強い波が打ち寄せていました。
漁師町らしい細く曲がりくねった路地に迷い込んだ先で2人が見つけたのは1軒の干物屋さん。
『高甚商店』という小さなお店です。が…。
お訪ねしてみると、販売を始めたのは4年前からですが
『高甚商店』として干物の製造は、今のご主人の祖父が70年前に始めたのだそうで
さらに調べると、先祖代々、江戸時代からこの地で魚の加工を生業にしていたらしいとのこと。
大変な歴史あるお店なのでした。
干物作りの様子をのぞかしていただきました。
突如、デビさんが思いついたのが「三﨑アナに干物をつくらせよう!」。
お願いしてみると、ご主人はOKしてくれました。
ご好意に甘え、三﨑アナが干物作りに挑戦です!
といっても時間がないので、三﨑アナが必死に開いたアジの「乾し」はお願いして
後で取りに来ることにしました。
〈三﨑アナのおぼつかない包丁さばきにデビさんもヒヤヒヤ…〉
今回、三﨑アナが予約しておいた美味しいものは、
漁師町の風情が残る「須賀港」の近くの地魚のお店『あぶさん』。
平塚にあがる地魚を堪能できるお店です。
中でも人気なのは「港めし」と「シラスめし」。
元寿司職人で、市内で寿司屋や居酒屋をやっていた水島新次さんが
この地で10年前に始めました。あっ、店の名前のいわれはわかる人にはわかりましたね!
あいにく台風の影響もあってこの1週間、シラスがあがっていないということで
マグロ、かんぱち、鯵などに天日干しシラスとマグロのほほ肉のフライがついた
「港めし」をいただきました。
飾らない料理ですが、一口食べてその美味しさに取りつかれたデビさんと三﨑アナ。
がつがつと一気に食べつくしてしまうほどの魅力ある食事に大満足の2人でした。
〈シラスをのせて頬張る〉 〈三﨑も頬張る〉 〈デビ、とまらない〉
きょうの目的であった「最近、平塚の海で獲れる何か?」を確かめるため
釣り船の船長さんと会うことになっている相模川河口にある『須賀港』に来ました。
このあたりは、江戸時代から漁師町や海運の拠点として栄えてきた地域で
今年3月にも「あっぱれ!・・・」で来たところ。
港には台風を避けて多くの漁船が避難しています。
驚いたことに、待ち合わせ場所である水揚げ場が水をかぶってしまって入れない状態です。
それでも船長さん、こんな天気にもかかわらず港に来てくれていました。
聞けば、ここ数年前から平塚沖でマグロがよくかかるのだそうです。
温暖化の影響でしょうか?潮の流れに変化が出ているのでしょうか?
今のところ、プロの漁師が本格的にマグロ漁の出るところまでいってないようですが、
遊漁船でマグロねらいで出ることは普通になってきたそうです。
沖合い20キロくらいのところまでいくと巨大なマグロが跳ねている光景は
よく見れるそうで、2日に1本くらいのペースで釣れているとか。
「あぁー、台風でなければ…」「撮って出しの締め切りでなければ…」
マグロ釣りに出たい気持ちを押さえて、「よし、次の増刊号ねらいだ」とつぶやいた
デビと三﨑でした。
さあ、最後は先ほど三﨑アナが開いたアジがちゃんと干物になったか
『高甚商店』に戻ります。
ご主人が仕上げてくれた干物を焼いて待っていてくれました。
姿形はナンですが、職人さんの塩加減・乾し加減の絶妙さで
お味は中々のものだったようです。
今回のプレゼントは、「高甚商店」の『干物の詰合せ』と
老舗「秋中蒲鉾店」の『さつま揚げ詰合せ』です。
※必ず希望商品(「干物」か「さつま揚げ」か)を明記して
葉書か番組ホームページのプレゼント応募フォームか
携帯サイト「tvkモバイル」からお申し込みください。
※締め切りは 9月8日(木)です。
次回の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は『増刊号』。
いよいよ始まった三﨑アナの運転免許への挑戦初日の様子など
盛りだくさんの内容です。
今回の「あっぱれ!トーク」でも、三﨑アナが運転免許への挑戦について語ります。
お楽しみに!