1月29日:松田町
今回の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は『松田町』。
JR御殿場線の松田駅と小田急線の新松田駅を中心に、
東名高速の大井松田インターもあり、
富士山観光や丹沢ハイキングのための交通の要所です。
松田は大きく4つの地区に分かれていて、駅の周辺には
松田惣領地区と松田庶子地区。
町の94%を占める山間部の大部分は寄(やどりぎ)地区になります。
この3地区は既に過去のあっぱれ!でお邪魔していますが、
唯一行ってない地区がありました。
川音川を境に南東方向にある神山(こうやま)地区です。
あっぱれ!撮影隊は始めて神山地区へ向かいました。
今週も寒さにブルブルふるえながら、小田急線にそって走る道路の秦野市との境から
スタートです。
〈撮影を始めてすぐ、三﨑アナのファンだという親子に声をかけられました。うれしいです〉
歩き始めてすぐ、デビット伊東と三﨑幸恵アナウンサーは馬の厩舎をみつけました。
何故、こんな所に…。
たずねてみると、ここは『門屋畜産』という馬の専門業者。
この日は経営者の方は留守でしたが、お嬢さんがいろいろ案内してくれました。
なんと!小学校のころから馬の世話をしていたそうです。
〈二宮亜実さんは17歳。動物が大好きです〉
扱われているのは、道産子やポニー、ムスタングにサラブレットと様々。
行き先は遊園地や観光馬車、幼稚園に乗馬クラブとこれまた様々だそうです。
道を下っていくと、威勢の言い声が聞こえてきました。
覗くとそこでは、出初め式などでお馴染みの梯子乗りの練習中の様子。
見学をさせてもらうことにしました。
梯子乗りをやっていたのは足柄鳶工業連合会の皆さん。
率いているのは二宮雅樹さん。実は、先ほど馬の話をうかがった二宮亜実さんの叔父さんなの
でした。
小田原城下で梯子乗りを教わり、その技を足柄に持ち帰ったそうですが
今では本元の小田原ではおこなわれなくなってしまっとか。
その技を松田町で伝えています。
「纏、木遣り、梯子が出来なきゃ鳶とは言えない」とがんばっています。
神山地区の中心とも言える神山子交差点付近まできました。
ここで「この街に乾杯」コーナー。
小売りとしては県下でもここだけだろう、という珍しい肉を扱う
『バラエティーミート福嶋屋』にお邪魔しました。
表には猪肉やシロコロと並び、馬肉の表示も…。
神奈川県中から珍しい肉を求めお客が来ると言います。
〈馬刺〉 〈ロースとビーフ〉
〈牛タンのパイ包み〉
デビット伊東と三﨑アナは、霜降りロースの馬刺しとロースとビーフ。それに牛タンのパイ巻きを
ご馳走になりました。
そのこだわりと味を堪能!。
神山地区を出てJRの駅の先で、デビット伊東が
見覚えのあるポスターに気づきました。
1週間後に始まる『菜花まつり』を知らせています。
そのお宅の表札の名前にも見覚えがある様子。
実は、2年前お邪魔した松田町の菜花畑の方と同じ名前だったのです。
そこで庭に声をかけると奥の加工所に見覚えの有るある奥さんの姿が。
『菜花まつり』で販売する漬け物などの加工中でした。
タクアン、ラッキョウなどのほか、エシャレットの漬物など珍しい物も。
ご主人は松田山の中腹にある菜花畑に居るというので、そちらに向かう事にしました。
駅前を通り松田山へ向かう途中、『ビスクドールスタジオ』という小さな看板を発見。
どう見ても歯科医院兼住宅のようですが、取りあえずチャイムを。
お邪魔すると、ビスクドールが並んでいます。
「ビスクドール」というのは、100年以上の歴史があるフランスの人形で、
アンティークの良品なら数百万円するものもあるのだそうです。
ここでは、この人形を尾立マサ子さんが手作りで製作していました。
それでも材料費だけで一体、数万円から数十万円になるといいます。
その魅力を聞きながら。作り方を聞きます。
それは趣味を越えた世界でした。
最後は松田山にある菜花畑へ。
内藤信明さん個人の菜花畑ですが、毎年、すぐ下の西平公園で
『まつだ桜まつり』(2月5日-3月6日)が開催される時季を合わせて、
自分で『菜花まつり』(2月5日-3月21日)を開催しています。
〈菜畑から相模湾が美しい〉
その絶景と菜花狩りを楽しみに数千人のお客がやってきます。
このまつりを1週間後に控えて、今日は家族総出で準備中!
温暖な気候の松田では、梅はもちろん、寒桜や菜の花、
水仙が咲き始めていました。
一足先に春の気配を感じつつ松田町の神山地区から駅周辺へと向かう
「あっぱれ!」でした。
次回2月5日は、箱根町です。