5月8日:愛川町
ゴールデンウィークも終わりましたが、きょうはとっても気持ちの良い五月晴れ。
そんな中、新緑が芽吹き出した愛川町の半原を散策しました。
江戸時代より繊維産業で栄えた愛川町半原。
製糸工場や染色工場など今も残っています。
そんな糸の町として栄えた要因の一つは、
山々の渓谷を流れる綺麗な水が、その裾野にある半原に集まったため。
今でも、この水が半原の人達の生活にいかされています。
きょう10時前、デビット伊東と三﨑アナは昭和50年頃までは愛川一の繁華街だった半原の商店街をスタート。
すぐにデビットの目に飛び込んできた「鯉の里」の看板が、、、。
地元の人達が作った「鯉の里」。近所の皆さんが協力して鯉やウグイなどを育てているのでした。
きょうはみなさんが集まって、用水のごみ掃除の日でした。
商店街に戻って少し歩くと、道沿いに汲み上げ式の井戸を発見。
「ご自由に・・・」とあるので飲んでみると冷たくて美味しい水です。これが愛川の水!地下の岩盤から汲み上げた地下水なんですネエ。
「豆水車~愛川とうふ」は、この愛川の水を求めてわざわざ横浜から越して来た豆腐屋さんです。
元々使用していた国産大豆と天然にがりがこの水でいかされた「出来立て豆腐」や「豆腐ドーナツ」など
どれもが絶品でした!
少し山に入れば、昔ながらの家々が山の木々の間に、
慎ましく見え隠れしています。
山道を登りきったデビと三﨑の前に現れた一軒の古民家。農家という雰囲気ではないようで・・・
築300年というかつての養蚕農家を借りて、ハーブ栽培や個性ある品々を販売している
「Broom香房」というお店でした。
半原の自然と古い民家に憧れて住着き、新しい事を始める人達も多いのです。
この山の木々を生かしたのが、やはり江戸時代には関東一円に
知れ渡っていた半原は宮大工。
江戸城築城にも活躍し半原から各地へ出て行きました。
そんな代々続く社寺建築の会社も僅かですが残っていました。
山を降りてくると、ふたりは先ほどの「鯉の里」の井上さんに再会しました。用水路の掃除も終わって、手づくりの料理を持ち寄って盛り上がっているとのこと。
デビと三﨑アナも一緒にひと時を過ごさせていただきました。
番組の最後は、「県立あいかわ公園」へ。きょうも多くの人でにぎわう公園の山肌を埋める3万本のツツジが出迎えてくれました。
驚いたことに、かすかながら横浜のランドマークタワーを望むことができました。
愛川町半原は山と川と渓谷という自然に恵まれた土地。また別の季節にたずねれば、違う表情を見せてくれるのでしょうか・・・
半原に残る宮大工「八木建設」
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