今年の夏休みは、大阪へ。
往復で車の運転を担当したお父さん(私)が徹底的に疲れる家族旅行でした。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを満喫し、海遊館で世界最大の魚ジンベエザメを目に焼きつけ、道頓堀界隈で食い倒れるというガイドブックそのままのコース。その合間を縫って出掛けたのが甲子園球場。小学校5年生の長男に(半ば強制的だったかもしれませんが)「一度甲子園を観てみたい!」 と言わせ、神奈川代表桐光学園の3回戦(京都外大西との試合)を応援に・・・
tvkに来る前、IBC岩手放送でアナウンサーをしていた頃はアルプス席からの応援リポートやニュース取材で毎年の様にやって来た場所。 私自身、夏は10年ぶり7度目の甲子園です。
24歳の夏、応援リポートで生放送の最中応援団の振り回していた校旗のポールで後頭部を殴られた事・・・12年前岩手代表久慈商業の取材では、現在の中日のエース川上投手擁する徳島商業に7回まで7対0とリードしながら8回に追いつかれ9回サヨナラ負けという未曾有の経験・・・
tvkでは高校野球取材で訪れる機会には恵まれていませんが、サンテレビとの共同企画で実現した阪神-横浜戦のベイスターズ応援実況や1998年ベイスターズ優勝のリポート・・・数々の思い出が詰まった球場です。
当日は、次の試合で大阪桐蔭が登場することもあって、桐光学園の一塁側は満席で仕方なく三塁側のスタンドへ。耐え難い蒸し暑さのため、名物 「かち割り氷」 の売り子さんを探しましたが10年前と比べ今は少数派。多くの売り子さんは凍らせた水やお茶、スポーツドリンクのペットボトルを販売。 なるほど、これは便利。ボトルを暑さで真っ赤な顔になりつつある長男の額や首筋に当て、束の間の涼を取りながらの声援です。残念ながら、3回戦に限っては桐光学園持ち前の粘りを発揮し切れませんでしたが随所に見せた好守、スタンドをブル-に染めた応援席、何より売店では殆どが売り切れていた桐光学園の名前が入った甲子園グッズ・・・神奈川代表桐光学園の底力と人気を再認識しました。
普段ナイター中継よりお笑い番組を楽しみにしている長男が、仮にも初めて 「観たい!」 と言った甲子園。暑さにも文句一つ言わず、試合に熱中していました。唯一欲しがったお土産の記念ボールは机に大事に飾ってあります。
親馬鹿、手前味噌かもしれませんが、去年春に長男がラグビースクールに通い始めた時以来の、父親にとって 「ちょっとした嬉しい瞬間」 でした。