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必殺シリーズ「暗闇仕留人」

必殺シリーズ「暗闇仕留人」

必殺シリーズ「暗闇仕留人」

放送時間

毎週月曜日~金曜日 15:00~  2017/11/10スタート

番組内容

嘉永6年(西暦1853年)、浦賀沖にペリーの率いる米国東洋艦隊が来航、日本に開国を迫った。「太平のねむりをさます上喜撰(蒸気船)たった四杯で夜も寝られず」と落首にあるように、突如、日本を襲った黒船の悪夢は、武士、百姓、町人といった身分の上下を問わず、当時の人々に強烈な衝撃と動揺を与えた。
ご存知中村主水(藤田まこと)のいる北町奉行所とて、黒船騒ぎのあおりをくった点では例外ではなかった。浦賀警備と江戸湾海防を命ぜられて、多くの与力同心たちが江戸市内を離れた。後に残った少ない人数で、黒船騒ぎに治安のゆるんだ江戸市中を取締らなければならず多忙をきわめた。主水はご府内に残された口だった。てきぱきとせず、いるのかいないのか判然としない昼あんどんのような主水に、浦賀行の声のかかろうはずもなかった。
このことは、さっそく姑のせん(菅井きん)、妻のりつ(白木万理)にも聞えた。そして養子の主水をいびるのだった。
主水はふと思うのだった。仕置時代、死を賭して悪にぶつかっていく時の男と男の連帯感。さわやかな友情。すべて終った時の言い知れぬ生の充実感。
そんな時に再会した半次(津坂匡章)と、おきん(野川由美子)、さらに御家人あがりの三味線ひき糸井貢(石坂浩二)、石工の大吉(近藤洋介)との偶然の出会いが主水の心を決めさせた。 闇の仕留人誕生である。

中村主水……(藤田まこと)
北町奉行同心、元仕置人。腕は奥山神影流、居合抜きの達人。奉行所の古参同心だが、なんとなく冴えないため、浦賀警備にも声がかからない。養子の主水に辛くあたる姑と嫁。うつうつとした日々を送る彼が、昔の仕置人時代を思い出し、再び「仕留人」となって立ち上がる。

糸井 貢………(石坂浩二)
下座方三味線ひき、元御家人。これからの日本は西欧に目を向けなくてはと蘭学を修めたが、師、高野長英投獄事件に連座して追われ、上方へ走った。その後、趣味の三味線で身を立て、芝居小屋の下座方として生活する。病身の妻・あやのため、金を残してやろうと考えている時、中村主水と出会った。

大吉………(近藤洋介)
坊主頭の墓石彫り、元殺し屋。墓石を刻む石工で、享楽主義者。自由気ままに生き、仏門の妙心尼の情夫でもある。だが元は必殺の殺し屋だった。悪いやつを見極める元締が死んでからは足を洗っている。

半次……(津坂匡章)
写真師・元瓦版屋。「必殺仕置人」では、主水の手先、情報集めを担当する瓦版屋だったが、「仕留人」ではいんちき写真師になる。江戸の下町で、お上の目をうかがいながらも、たくましく生きる。だが主水と再会し、許せぬ悪には敢然と立ち向かっていく。

おきん………(野川由美子)
半次の相棒、元スリ。仕置人仲間として追われ、江戸をあとにして惨めな生活を送っていたが江戸に戻った。盛り場を中心に、半次と手を組んで陽気に生きる。詮索好きのおしゃべり女である。

中村りつ………(白木万理)
主水の妻、せんの長女。

中村せん………(菅井きん)
りつの母。

糸井あや………(木村夏江)
貢の妻、せんの三女。

妙心尼………(三島ゆり子)
門跡尼、せんの次女たえ。

キャスト・スタッフ
スタッフ 制 作:松竹(株)
キー局:ABC
放送期間: 1974年6月29日~1974年12月28日
脚 本:国弘威雄・安倍徹郎 他
監 督:工藤栄一・田中徳三 他
出演 藤田まこと 石坂浩二  近藤洋介 津坂匡章  野川由美子 菅井きん  白木万理 三島ゆり子  木村夏江 佐野厚子  古川ロック